サンシャフトで色々やってみた
2017年 01月 28日
※注意!この記事の内容は「いつまでもプロトタイプ」様作成のPlugin
「ShortcutsHS」導入済環境を前提にしています。
スタジオの「設定」タブを開くと出てくるサンシャフト。
公式の説明にもある通り、本来は木漏れ日などの表現に使う特殊な光源です。
結構使いどころを選ぶ機能で、この機能を活かしたSSを見かける事はあまり
多くはありません。斯く言う私も全然使いこなせてませんがw
ですがこのサンシャフト、ちょっとした工夫で光源として以外に特殊効果用の
エフェクターとしても使える気がします。
そもそもサンシャフトは背景部分のハイライト、つまり一番明るい場所を
自動的に算出し、そこからいわゆるフレア(※1)と呼ばれる現象を画面上に
再現しているようなのです。
これはつまり言い換えるなら、意図的にこちらが背景に明るい部分を作ってやれば、
そこを光源と見做してゲームが勝手にフレアを作ってくれるという事です。
※1強い光源にカメラを向けた時に起こる光のカブリ
試しにWindowsペイントで真っ黒い壁紙を作り、そこに白い色で適当な図案を
描きます。まずは星の形のテンプレを使ってお星さまを5~6個描いてみます。
さて、次に出来た画像をpng形式で任意の場所に保存したら、それをゲームの
backgroundフォルダ内に放り込みます。
ゲームを起動し、先ほど放り込んだ画像を背景として呼び出し、ShortcutsHSで
エフェクト→サンシャフトを選択、スライダーで最大効果を掛けてみましょう。
ShortcutsHSなら、フレアの大きさを自由に変えられます。
.
見事にフレアが出来ました。観様によってはお星さまが尾を引きながら飛んでいる
ようにも見えます。この写真ではまだ掛けていませんが、この後さらにブルームを
合わせると星の周囲がイイ感じに滲んでくれます。
このフレア、またはフレア+ブルームで出来る効果を使う事で、結構色んな画面の
表現が出来ます。
まずは本来の使い方に最も近い、窓から差し込む光の表現。
元々の背景は真っ黒な紙に白い四角を5つ書いただけですが、サンシャフトを
掛ければあっという間に暗闇の部屋に差し込む陽の光が表現出来ます。
(やっつけで作ったので窓のパースが変ですがそこは笑って流して下さいw)
これで窓の下らへんの壁面に、板張りの隙間からこぼれる光など作ってやれば、
もっとリアルに暗い廃屋室内の雰囲気が出せるでしょう。
或いは、何かカッコいいキャラが出来たので、カッコイイSSが撮りたい。
けど、しっくりくる背景が見つからない。かと言って単色のベタっとした背景では
物足りない、そんな時。
どうでしょう?この背景、作るのに2分位しか掛かってませんw
けれども工夫次第では、何かカッコよさげな雰囲気は作れそうな気がしませんか?
ウチの娘の中には、まだこういう背景に合いそうなファンタジー系キャラが
居ませんので人選に関してはご容赦を。
でも例えば自分のお気に入りのロゴやそのキャラにちなんだシンボルマークなどが
あれば(スーパーマンなら胸のSのマークとかです)それをペイントで自作して
キャラの背後で光らせる・・なんていう演出も有りじゃないですかね。
通常このようなエフェクトを演出しようと思えば、魔法陣MODなどを導入した上で
それにサンシャフトを掛ける...という方法ぐらいだったと思います。
今回の方法の利点は、MODを導入していない人、MODを自作出来ない人でも、
ペイントでお絵描きさえ出来れば、自分の好みの絵柄をエフェクトの光源として
用意できるという点になりますでしょうか。
そう言えば、知ってる人は知ってる事ですが、スタジオアイテムの「ふき出し」。
漫画のセリフが入ってる例のアレです。
魔法陣でなくとも実はあれも暗闇背景でサンシャフトを使うとフレアが掛かるんです。
白いからw
それを利用して、こんな表現も可能です。
もうふき出しではない何かのように見えてしまうから不思議です。
またバニラ環境では不可能ですが、ShortcutsHSはフレアの色も自由に変える事が
出来ます。上の画像も少し青い色を付けてます。これを利用して・・・
こんな感じのキュートな場面の演出が可能です。
ハートは予めごく薄いピンクで着色しておきます。そしてサンシャフト+ブルームの
付与、最後にサンシャフトで出来たフレアをRGBスライダーで着色して完成。
あと、必ず設定タブの「被写体深度を有効にする」にチェックを入れて下さい。
それだけでいい感じに輪郭がぼやけ、いかにも淡く光っているように見えますので、
後は必要に応じてブルームを効かせて下さい。
余談ですが、このハートはサンシャフト無しブルームのみでも暗闇でボヤ~ッと
輝くように見えて結構綺麗です。例えば投げキッスの仕草の時のエフェクトとして、
ハートがふわふわ宙を飛ぶ、マンガチックな表現をしたい時なんかに使えそうです。
(フレア無しの光るハートだけなら、ShortcutsHSが無くても作れるという事)
もちろん、この暗闇で何かをぼやっと輝かせる技法自体も、応用してやれば即
色々な場面の演出アイテム替わりに利用出来ます。
※ハートマークならアクセMODとして既に「ゲームでエロ画像作ろ」様がお作り
になられていますが、サンシャフトでフレアを生じさせる事は出来ません。
また元がアイテムなので実物感が強く、これをぼんやり発光しているように
見せる為には、被写体の肌の見え方が変わる位のかなり強めのブルームが必要
になります。それでも構わないのであれば強めのブルーム&ちょいブラー辺り
の設定で発光しているように見せる事は十分可能です。
念のため、下に両者の比較画像を載せて置きます。
本当に宙に浮いているように見えるのはやっぱりMODの方ですね。
ですので、既にハートのMODを導入しておられる方であれば、
実物感のあるハートが必要ならMODを、それ以外の効果や表現を求める
のであれば今回の方法、という風に使い分けされれば良いのではないかと
思います。
さて、
このようなサンシャフト・エフェクト(今思い付いて命名w)を作り出す際には
1.背景は出来る限り暗くなければならない
2.フレアの光源となる白っぽい物が多すぎると、あちこちからフレアが出て画面が
うるさくなる
3.フレアは常に画面中心から放射状にしか出ない。(フレアの向きは変えられない)
等の制限がありますので、その点はご留意のほどを。
(3に関しては、もしかしたら何か方法があるのかも知れませんが現状私は知らない)
今日ご紹介した画面演出は、ペイントさえ使えれば誰にでも簡単に出来ます。
皆さんお気に入りの娘のポートレートに普段と一味違った雰囲気の一枚を加えたい
ような時があれば、これらの技法を試してみては如何でしょう。
また、この技法からヒントを得て「こんな事も出来るみたいだよ!」ってな事がもし
あれば、是非Ratio2.7にもコメント等で教えて下さいませ。
※今回記事内にて紹介させて頂いたMODの情報
「ゲームでエロ画像作ろ」様のキャラクリエイト用基本図形アクセサリ Ver2.0
(18禁ということで恐れ入りますがリンクの設定は控えさせて頂きます)
ゲームでエロ画像作ろ様、ありがとうございました!
「ShortcutsHS」導入済環境を前提にしています。
スタジオの「設定」タブを開くと出てくるサンシャフト。
公式の説明にもある通り、本来は木漏れ日などの表現に使う特殊な光源です。
結構使いどころを選ぶ機能で、この機能を活かしたSSを見かける事はあまり
多くはありません。斯く言う私も全然使いこなせてませんがw
ですがこのサンシャフト、ちょっとした工夫で光源として以外に特殊効果用の
エフェクターとしても使える気がします。
そもそもサンシャフトは背景部分のハイライト、つまり一番明るい場所を
自動的に算出し、そこからいわゆるフレア(※1)と呼ばれる現象を画面上に
再現しているようなのです。
これはつまり言い換えるなら、意図的にこちらが背景に明るい部分を作ってやれば、
そこを光源と見做してゲームが勝手にフレアを作ってくれるという事です。
※1強い光源にカメラを向けた時に起こる光のカブリ
試しにWindowsペイントで真っ黒い壁紙を作り、そこに白い色で適当な図案を
描きます。まずは星の形のテンプレを使ってお星さまを5~6個描いてみます。
さて、次に出来た画像をpng形式で任意の場所に保存したら、それをゲームの
backgroundフォルダ内に放り込みます。
ゲームを起動し、先ほど放り込んだ画像を背景として呼び出し、ShortcutsHSで
エフェクト→サンシャフトを選択、スライダーで最大効果を掛けてみましょう。
ShortcutsHSなら、フレアの大きさを自由に変えられます。
.
見事にフレアが出来ました。観様によってはお星さまが尾を引きながら飛んでいる
ようにも見えます。この写真ではまだ掛けていませんが、この後さらにブルームを
合わせると星の周囲がイイ感じに滲んでくれます。
このフレア、またはフレア+ブルームで出来る効果を使う事で、結構色んな画面の
表現が出来ます。
まずは本来の使い方に最も近い、窓から差し込む光の表現。
元々の背景は真っ黒な紙に白い四角を5つ書いただけですが、サンシャフトを
掛ければあっという間に暗闇の部屋に差し込む陽の光が表現出来ます。
(やっつけで作ったので窓のパースが変ですがそこは笑って流して下さいw)
これで窓の下らへんの壁面に、板張りの隙間からこぼれる光など作ってやれば、
もっとリアルに暗い廃屋室内の雰囲気が出せるでしょう。
或いは、何かカッコいいキャラが出来たので、カッコイイSSが撮りたい。
けど、しっくりくる背景が見つからない。かと言って単色のベタっとした背景では
物足りない、そんな時。
どうでしょう?この背景、作るのに2分位しか掛かってませんw
けれども工夫次第では、何かカッコよさげな雰囲気は作れそうな気がしませんか?
ウチの娘の中には、まだこういう背景に合いそうなファンタジー系キャラが
居ませんので人選に関してはご容赦を。
でも例えば自分のお気に入りのロゴやそのキャラにちなんだシンボルマークなどが
あれば(スーパーマンなら胸のSのマークとかです)それをペイントで自作して
キャラの背後で光らせる・・なんていう演出も有りじゃないですかね。
通常このようなエフェクトを演出しようと思えば、魔法陣MODなどを導入した上で
それにサンシャフトを掛ける...という方法ぐらいだったと思います。
今回の方法の利点は、MODを導入していない人、MODを自作出来ない人でも、
ペイントでお絵描きさえ出来れば、自分の好みの絵柄をエフェクトの光源として
用意できるという点になりますでしょうか。
そう言えば、知ってる人は知ってる事ですが、スタジオアイテムの「ふき出し」。
漫画のセリフが入ってる例のアレです。
魔法陣でなくとも実はあれも暗闇背景でサンシャフトを使うとフレアが掛かるんです。
白いからw
それを利用して、こんな表現も可能です。
ワームホール的な何かから放り出される少女。
普通のふき出しだけでも人体貫通技は出来ますが、こうしてエフェクトが掛かるともうふき出しではない何かのように見えてしまうから不思議です。
またバニラ環境では不可能ですが、ShortcutsHSはフレアの色も自由に変える事が
出来ます。上の画像も少し青い色を付けてます。これを利用して・・・
こんな感じのキュートな場面の演出が可能です。
ハートは予めごく薄いピンクで着色しておきます。そしてサンシャフト+ブルームの
付与、最後にサンシャフトで出来たフレアをRGBスライダーで着色して完成。
あと、必ず設定タブの「被写体深度を有効にする」にチェックを入れて下さい。
それだけでいい感じに輪郭がぼやけ、いかにも淡く光っているように見えますので、
後は必要に応じてブルームを効かせて下さい。
余談ですが、このハートはサンシャフト無しブルームのみでも暗闇でボヤ~ッと
輝くように見えて結構綺麗です。例えば投げキッスの仕草の時のエフェクトとして、
ハートがふわふわ宙を飛ぶ、マンガチックな表現をしたい時なんかに使えそうです。
(フレア無しの光るハートだけなら、ShortcutsHSが無くても作れるという事)
もちろん、この暗闇で何かをぼやっと輝かせる技法自体も、応用してやれば即
色々な場面の演出アイテム替わりに利用出来ます。
※ハートマークならアクセMODとして既に「ゲームでエロ画像作ろ」様がお作り
になられていますが、サンシャフトでフレアを生じさせる事は出来ません。
また元がアイテムなので実物感が強く、これをぼんやり発光しているように
見せる為には、被写体の肌の見え方が変わる位のかなり強めのブルームが必要
になります。それでも構わないのであれば強めのブルーム&ちょいブラー辺り
の設定で発光しているように見せる事は十分可能です。
念のため、下に両者の比較画像を載せて置きます。
本当に宙に浮いているように見えるのはやっぱりMODの方ですね。
ですので、既にハートのMODを導入しておられる方であれば、
実物感のあるハートが必要ならMODを、それ以外の効果や表現を求める
のであれば今回の方法、という風に使い分けされれば良いのではないかと
思います。
さて、
このようなサンシャフト・エフェクト(今思い付いて命名w)を作り出す際には
1.背景は出来る限り暗くなければならない
2.フレアの光源となる白っぽい物が多すぎると、あちこちからフレアが出て画面が
うるさくなる
3.フレアは常に画面中心から放射状にしか出ない。(フレアの向きは変えられない)
等の制限がありますので、その点はご留意のほどを。
(3に関しては、もしかしたら何か方法があるのかも知れませんが現状私は知らない)
今日ご紹介した画面演出は、ペイントさえ使えれば誰にでも簡単に出来ます。
皆さんお気に入りの娘のポートレートに普段と一味違った雰囲気の一枚を加えたい
ような時があれば、これらの技法を試してみては如何でしょう。
また、この技法からヒントを得て「こんな事も出来るみたいだよ!」ってな事がもし
あれば、是非Ratio2.7にもコメント等で教えて下さいませ。
※今回記事内にて紹介させて頂いたMODの情報
「ゲームでエロ画像作ろ」様のキャラクリエイト用基本図形アクセサリ Ver2.0
(18禁ということで恐れ入りますがリンクの設定は控えさせて頂きます)
ゲームでエロ画像作ろ様、ありがとうございました!
by moriguchi01
| 2017-01-28 06:54
| 撮影テクニック