きにちみさん制作「田園風景」

今日は久しぶりのカテゴリ「お気に入りMOD紹介」になります。
お気に入りというか「待ってました!」なのですけどw

このMAPの製作者であるきにちみさんは、これまでも日本の田舎というか
原風景に拘ったMOD作りを続けていらした方ですが、今回のMODも
その辺の拘りが感じられる作品になっています。
と言っても全てをお一人で作り上げた訳ではなく、沢山の方のパーツや
MODの集大成として、今回このように1つの広大なMAPとして完成
させたという事です。こうして色々な方々の苦心や努力・工夫が1つの形
となる事にも、一種の感動というか感慨を覚えてしまいます。

さて、製作途中の段階から私がこのMAPに注目させて頂いていたのには、
もちろん相応の理由があります。今日はその辺のお話をしながら、
このMAPの魅力のほんの一部でも読者の皆様に伝われば...という想いで
書かせて頂きます。

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今日のタイトル写真はGIMP2の「昭和写真館」というプラグインで加工しています
「あの日の思い出」「過ぎ去った青春の記憶」そんな1枚をイメージしてみました



・とにかく広いMAP -写真における広さの意味-

私の記事には良く「奥行き」という単語が出て来ると思います。
当たり前の話ですが写真と言うのは平面です。その平面に対して奥行きの無い
平面的な構図を用いた場合、画面に広がりを感じる事が難しくなります。
これは皆さんが構図の中に風景を取り込んだ写真を撮る場合には、是非とも
頭の隅っこに置いておいて頂ければと思う事柄の一つです。
ちょっと極端な例を挙げますと、

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スナップショットとポートレイトの境界が垣間見える1枚

随分前に双子という設定で作って忘れ去られていた疑似ショタ君
やっと出番がありました


上の2枚の写真の場合、向かって左側の写真よりも右側の写真の方が、
奥行きが有る分、観る者がより写真の中の世界に広がりを感じやすいと
言えます。
人物写真の場合、背景の奥行き感はどうしても必要な物という訳でも
ありません。ですが、もしそれが構図に取り入れられる状況であれば、
それを活かして撮った方がほとんどの場合良い結果になるのが「奥行き」
と言えると思います。

この「田園風景」のMAPは、その広さ故にどこで撮ってもこの奥行き感を
容易に構図の中に取り入れることが出来ます。これは写真初心者の方にとっては
奥行きのある構図に挑戦する絶好の練習場所ですし、写真の心得の有る方に
とっても、このMAPの広さの中からどこをどう構図に取り込んでやろうかと
考えるのがチョット楽しみになる、そんなMAPと言えるのではないでしょうか。

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奥行きを活かした構図の例のひとつ
こういう場所が随所にあるのが、私のこのMAPお勧めポイントの一つです



・駅 -出会いと別れの場所の代名詞-

駅があるMAPは確か他にもあったと思いますが、例えば都会の地下鉄のホーム
などは、余りドラマティックなシーンに見合う場所向きとは言い難いかも
知れません。
そういう場所ならば、私なら例えば「雑踏の中の孤独」とか「たくさんの動の中
にある一つの静」といったようなテーマでシーンを撮ってみるでしょうか。
一方、このMAPにあるのは田舎の無人駅です。見送る側の人も、見送られる側の人
も共にたった一人きり、そんなシチュエーションがあっても全然不思議ではない
場所です。

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ベタなのは分かっていても、駅は別れのシーンの定番です
なので、1枚ぐらいはこういうのを撮っておきたくなりました


今回きにちみさんは、このMAPに合わせて一両編成のディーゼル車も用意して
下さっていますが、色々と構図を考えた末に、結局列車は画面の外になりました。
(写ってませんがカメラより手前に配置してありますw)
このライティングの色だと、空の色はもう少しオレンジっぽい方が相応しいと
思うのですが、スカイドームの替わりになるようなイメージに合う良い夕景の
壁紙が見つからず妥協しました。良い背景が見つかればまた差し替えます。

スカイドームと言えば、このMAPはとても広いのでスカイドームも通常の大きさ
ではMAPに対応出来ません。私の環境ではドームを配置後に7倍程度拡大すると
丁度MAP全体を隠さずカバーする大きさになります。
ちなみにですが、私はこのMAPのお昼のシチュにはUU-GGで頂いた中華製の
スカイドームを使用させて頂いています。(上の夕景SSは雨宮さん謹製のもの)
四方に山が配置されてあるスカイドームで、このMAPにピッタリだからです。


さて、次の1枚は実際には上の写真の時間と視点を変えただけの物なんですが、
こちらは敢えてキャラの顔を撮らないスタイルにしています。さっきのSSは
キャラの悲し気な表情からも、誰もがこれはきっと別れのシーンなのだろうと
推測するものでしたが...

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こちらはどうでしょう。
去って行く汽車を追いかけているようにも見えますし、反対に今まさに
ホームに入って来ようとする汽車を待ちきれず走り出したようにも見えます。
汽車が去って行くのなら、見えない彼女の顔はきっと悲し気でしょうし、
逆に今ホームに入って来る汽車ならば、彼女の顔はきっと喜びの笑顔で一杯
でしょう。皆さんはどちらの方だと感じるでしょう?

...とまぁこんな風に、キャラの顔を写さないこの手法は、例えるなら映画や
小説のオープンエンド・スタイルにも似ていて、写真を観る者がその
シチュエーションに対し、それぞれに想像の翼を拡げる余地を残します。
そんな風に、写真を観る者に「見る」だけでなく、時には「考え」させたり、
あるいは「想像」させたりする部分を作ったり残したりする事もまた、
印象に残る写真の条件の一つであり、テクニックの一つと言えます。


・「何もない」を活かす -ポートレイトに最適な環境-

このMAPは余りゴテゴテと物が配置されていません。背景がとてもシンプル
になりますので人物写真を撮るのに最適です。
写真を観る者に、なるだけ被写体である人物だけを見せたいというのがポート
レイトです。ポートレイトに背景ボケが多用されるのもそういう理由ですね。
以前も別記事で申し上げた通り、背景を写す事に意味が必要でなければ、それら
背景はあくまで被写体を活かすスパイスとして活用する方向性で良いと思います。
そういう場合、複雑で煩雑な背景は却って邪魔にしかならない場合もある訳です。

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近景と遠景しかないシチュは、ボケを活かした写真に最適
依然として「髪ボケ」の問題はありますが、このSSのようにモデルを何かに
もたれさせるようなポージングを工夫してみましょう


写真の右下、電柱の横に何気なく雑草が植えられています。
広いからといって何もない訳ではなく、こうして自然な風景を再現する為の
細かな心配りと労力がしっかり込められているのを感じるMAPです。


...という事で、探ればまだまだ色々と良いロケーションが見つかりそうですが、
先ずは皆さまにご紹介をと、思い付くままに何枚かSSを撮影して公開させて
頂きました。この先また良いショットが撮れればここに追加させて頂くつもり
でおります。

※SS追加(2017/3/21)

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タイトル「人参マトリックス」
関節部分が怪しくなるアレはアングルで回避w
手前の葉っぱは「前ボケ」させたかったですが、やはり髪ボケが発生して無理でした


きにちみさん、良いMAPを提供して頂いて有難う御座いました!

※今日のMAP「田園風景」は、きにちみさんのブログ「デジタル芝居」から
DL可能です。pH板でも紹介されています。お勧めですよ。



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Commented by きにちみ at 2017-03-19 21:43 x
いや~DL促進ありがとうございます。(嘘)
とはいっても私はレゴのようにパーツを組み明けただけですが。^^
あ、あれはしっかり自分で作りましたよ~電線(棒

一枚目の凛ちゃんいいですね~
惚れました。(*^^*)
Commented by moriguchi01 at 2017-03-20 14:08
> きにちみさん
ご訪問有難う御座います。
私のようにただ撮るだけの者からすれば、そのパーツを組み上げて
下さる方が居て初めてSSが撮れる訳です。いわば消費者と生産者
の関係みたいなものでしょうか。今回のMAPだと、きにちみさん
は差し詰め問屋さん?に当たるのでしょうかね(笑
いずれにせよ誰かが何かが欠けてもこうしてSSは撮れなかった訳
ですから、パーツを含めこのMAPに関係した全ての方々に改めて
感謝、感謝です!
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by moriguchi01 | 2017-03-19 13:48 | お気に入りMOD紹介 | Trackback | Comments(2)