小技色々 その1
2017年 04月 26日
先日から私事でバタバタしたり風邪気味だったりで、心身共にちょっと弱っている
最近のラティオです。
ブログのお返事が遅れた皆さん、すいません。もう大分マシになりました。
まぁそれでも休み休みしながらスタジオには篭ってましたがw
今日はこれまで色々撮ったSSでベストショットになり損ねた画像なども紹介し
ながら、SS撮影に便利な小技やツール、ノウハウのご紹介です。と言っても
あくまで「小技」ですので、別に皆さんがビックリするような新発見でも凄テク
でもありません。まだやり方を知らない方向けに「こういうやり方もあるよ」
という感じのお話です。
今日の扉絵は久しぶりのご登場、レイカ嬢です
いやね、前回夜のアクションシーンSSで再現出来なったスーツの光る部分を再現したくて
このスーツ、光る部分はヘッドホンの流用(考えた人凄い!)なんですが、残念ながら
ShortcutsHSのオブジェクト操作では該当する光る部分の色を変更できない?みたい...
なので図形MODを埋め込んで、ブルーム&ブラーで光っているように見せています
この非常に良く工夫されたスーツですが、アクセ枠はデフォでは3つしか余ってないので、
全部の部分を光らせる為には、例の召喚リングも必須じゃないですかね
またアクセ親子付けの関係上、ポーズによっては位置がズレたりすると思います
・GANTZのあのシーンもやってみた
この間からの当ブログの話題「光学迷彩」。頭だけ残るんだよねーなんて話を
していてふと思い出しました。頭だけ残して消えるって、それGANTZじゃん!
という事で、そっちのシーンもうろ覚えで何とか再現に挑戦してみました。
...確かこんな感じじゃなかったでしたっけ?(汗
まぁ元ネタの転送シーンでは影すら残さず消えて行ったハズですけど、
折角の機会なので例のエフェクトも使ってみました。この方が多少なりとも
ホラーっぽくないし、GANTZを知らない人でも状況が見て分かり易いですよね?
ダメ?
・自動販売機を光らせる
この間ふと見たニュースで知りましたが、尾崎豊さんが亡くなられてもう25年
なんですねぇ。そこで、ふと思い付きで「15の夜」の歌詞に出て来たシーンを
再現してみる事にしました。
♪闇の中、ポツンと光る、自動販売機 ...です。今回使用させて頂いたMODは、
「ハニーセレクト(Honey Select)のエチーなブログ」(18禁)の小字亭さん
が作られた自販機です。小字亭さん、ありがとうございました。
自販機を夜の自販機らしく見せるやり方自体はShortcutsHSさえあれば簡単です。
こんな風に全てのライトをOFFした後、上の写真のようにスポット光を自販機の
後ろ側にセットするだけ。スポット光にある照射範囲や照射角度の設定がないと、
なかなかそれらしく見える光になりません。
問題は暗くしても尚、昼間の光に当たっているような背景のオブジェクト群です。
上のSSでも、自販機本体や地面、奥のビルなど、とにかく夜はもっと暗く見えない
と不自然な訳です。これはMODのMAPのせいか、いつプロさんがブログで紹介を
されていた、MAPの回転とか空のマテリアル調整とかの暗くするテクは、どうも
通用しないような感じでした。まぁ元々空がないMAPですしおすし。
(単に私の知識不足なだけかも知れませんが)
ShortcutsHSで対象の色味を全体的に落として夜っぽくみせる
そこで面倒ですが、再びShortcutsHSの「Object操作」の出番です。
小字亭さんが作るMODは、ちゃんとオブジェクトの名称が日本語表記に!
コレ、ShortcutsHSをいじるようなユーザーにはほんとに助かります。
とにかく探すの大変ですからねw
色々いじってここまで夜っぽくなりました。
サブライトを自販機正面から当てて、何となーくガラスがあるっぽくしています。
車道を走る車のライトは、もう一つスポット光があればヘッドライト用に使いたい
んですが、今回は諦めて撮影後の加工でヘッドライトの光だけ付け足す事にします。
...で、完成した写真がこちら。
まぁ今回はただ単に思い付きで「夜に光る自販機」が再現したかっただけで、
特にドラマ性も何も無いSSですけど、それっぽい雰囲気は出せたかなーとか
思います。この経験をまた別のSSに活かす事にしましょう。
・加工ソフトでガラスやヘッドライト、前ボケを再現
最後は撮影後の後加工に関する小技です。
まず上のSSのヘッドライト。これは「JTrim」の「超新星」というエフェクトです。
もちろんGIMP2などにも似たようなエフェクトはありますが、私は昔からこれに
慣れてるので使ってるだけです。
スポットライトをグルグル回すと分かりますが、ハニスタではこちら向き、つまり
カメラマン方向へのライトは光らない設定みたいですから、そういう場合は最終的に
この手のレタッチソフトに頼る形になろうかと思います。
次にガラスの表現です。と言っても本格的な加工ではなく、簡単にそれっぽく見せる
というだけですが。
元々ガラスに相当するオブジェクトが設定されてある場合は、ただライトを当てる
だけでガラスがあるように見えてくれます。これは眼鏡のガラスのキラッと全く同じ
ですね。しかしMAPに拠っては、そもそもそれが設定されていない物も存在します。
まぁ良くは知らないんですけれども、ハニセレでは透明シェーダーというのが色々と
ややこしいらしくて(ガラス越しで見ると姿や影が変になる)無い方が却って嬉しい
という時もあるんですけど。
こちらは以前レヴィさんのSSでも出て来た「POLICE STATION」のMAPです。
画面向かって右側に窓がありますが、ガラスは入っていませんので、空いた状態
の右側と閉まった状態の左側で外の風景の見え方が全く同じです。
そこでGIMP2の基本機能のみを使って、簡単(簡易的)に閉まっている窓だけ、
さもガラスがあるっぽく見せてみましょう。
まずGIMP2で画像を開き、「自由選択」で、加工したいガラス部分の四隅を
順番にクリックして四角い選択範囲を作ります。
四角い点線が出来上がったら、その場所で右クリックして出て来るウィンドウ
から「色」→「明るさ・コントラスト」を選択します。
最後に、別ウィンドウで出て来る調整スライダで、明るさとコントラストを
調整します。好みで構いませんが大体両方-20~-30ぐらいで良いと思います。
これが超簡単な簡易版窓ガラスです。慣れれば5分で全て終了できます。
向かって右側と左側で見え方が変わるだけでガラスがあるっぽく見えますね。
もちろんもっと高度な知識とテクがあれば、正にガラスがあるようにしか
見えないような加工も可能なようですので、どうしてもそこに拘りがある方は
ご自身で調べて納得のゆく再現なされれば良いかと思います。
・加工ソフトで「前ボケ」を作る
再三申し上げますが、ハニスタでは綺麗なボケを作るのが非常に難しいので、
どうしても美しいボケが欲しい場合には加工ソフトの手を借りる事になります。
人物だけを残してそれ以外をボカす事も出来ますが、それなりに経験を積まない
と、うまく背景と人物の切り抜きが出来ないかも知れません。
このGIMP2のフィルターの中に「Toy」というボケ用のフィルターがあります。
画像を右クリックして出て来る「フィルター」から「ぼかし」を選択すると出て
来ると思います。
これが初心者でも非常に簡単に、画像を見ながら直感的にボケの範囲を設定でき
る優れものです。プレビュー画面の緑の線がぼかしたくない中心部、赤い線が
ぼかしたい部分で、マウスで自由に範囲や角度を設定できます。
但しあくまでも簡単にボケの範囲選択が出来るだけですので、ぼかしたい部分に
人物が重なっているような場合には上手く出来ません。
ですので私が思うに、これはいわゆる物ではなく平面の前ボケ部分を作るのに
適したフィルターのような気がします。
前ボケ(←クリックで検索結果画面が開きます)とは主に、構図の手前部分にワザと物を
映し込み、それをピンボケさせる撮影テクニックですが、それ以外にも手前部分
の壁面や地面をピンボケさせる種類の前ボケというのも存在します。
これがGIMP2でその前ボケを作ったSSです。これも一般的なボケ同様に、
画面の中のボケていない対象に写真を観る人の眼を惹き付ける効果があります。
積極的にこの技法を使っても構わないですが、例えば撮ったSSの背景、それも
手前部分がうるさい(無意味に、或いは必要以上に眼を惹き付けてしまう)時、
この前ボケで気になる部分をボカしてしまうというやり方が使えます。
余り多用する手法ではありませんが、覚えて置いて損はないテクの1つです。
という訳で今日の記事はここまでです。
読者の皆さんの身になる情報やテクニックが例え一つでもあれば幸いです。
それでは皆様、良いハニセレライフをお過ごし下さい。
最近のラティオです。
ブログのお返事が遅れた皆さん、すいません。もう大分マシになりました。
まぁそれでも休み休みしながらスタジオには篭ってましたがw
今日はこれまで色々撮ったSSでベストショットになり損ねた画像なども紹介し
ながら、SS撮影に便利な小技やツール、ノウハウのご紹介です。と言っても
あくまで「小技」ですので、別に皆さんがビックリするような新発見でも凄テク
でもありません。まだやり方を知らない方向けに「こういうやり方もあるよ」
という感じのお話です。
今日の扉絵は久しぶりのご登場、レイカ嬢です
いやね、前回夜のアクションシーンSSで再現出来なったスーツの光る部分を再現したくて
このスーツ、光る部分はヘッドホンの流用(考えた人凄い!)なんですが、残念ながら
ShortcutsHSのオブジェクト操作では該当する光る部分の色を変更できない?みたい...
なので図形MODを埋め込んで、ブルーム&ブラーで光っているように見せています
この非常に良く工夫されたスーツですが、アクセ枠はデフォでは3つしか余ってないので、
全部の部分を光らせる為には、例の召喚リングも必須じゃないですかね
またアクセ親子付けの関係上、ポーズによっては位置がズレたりすると思います
・GANTZのあのシーンもやってみた
この間からの当ブログの話題「光学迷彩」。頭だけ残るんだよねーなんて話を
していてふと思い出しました。頭だけ残して消えるって、それGANTZじゃん!
という事で、そっちのシーンもうろ覚えで何とか再現に挑戦してみました。
...確かこんな感じじゃなかったでしたっけ?(汗
まぁ元ネタの転送シーンでは影すら残さず消えて行ったハズですけど、
折角の機会なので例のエフェクトも使ってみました。この方が多少なりとも
ホラーっぽくないし、GANTZを知らない人でも状況が見て分かり易いですよね?
ダメ?
・自動販売機を光らせる
この間ふと見たニュースで知りましたが、尾崎豊さんが亡くなられてもう25年
なんですねぇ。そこで、ふと思い付きで「15の夜」の歌詞に出て来たシーンを
再現してみる事にしました。
♪闇の中、ポツンと光る、自動販売機 ...です。今回使用させて頂いたMODは、
「ハニーセレクト(Honey Select)のエチーなブログ」(18禁)の小字亭さん
が作られた自販機です。小字亭さん、ありがとうございました。
自販機を夜の自販機らしく見せるやり方自体はShortcutsHSさえあれば簡単です。
こんな風に全てのライトをOFFした後、上の写真のようにスポット光を自販機の
後ろ側にセットするだけ。スポット光にある照射範囲や照射角度の設定がないと、
なかなかそれらしく見える光になりません。
問題は暗くしても尚、昼間の光に当たっているような背景のオブジェクト群です。
上のSSでも、自販機本体や地面、奥のビルなど、とにかく夜はもっと暗く見えない
と不自然な訳です。これはMODのMAPのせいか、いつプロさんがブログで紹介を
されていた、MAPの回転とか空のマテリアル調整とかの暗くするテクは、どうも
通用しないような感じでした。まぁ元々空がないMAPですしおすし。
(単に私の知識不足なだけかも知れませんが)
ShortcutsHSで対象の色味を全体的に落として夜っぽくみせる
そこで面倒ですが、再びShortcutsHSの「Object操作」の出番です。
小字亭さんが作るMODは、ちゃんとオブジェクトの名称が日本語表記に!
コレ、ShortcutsHSをいじるようなユーザーにはほんとに助かります。
とにかく探すの大変ですからねw
色々いじってここまで夜っぽくなりました。
サブライトを自販機正面から当てて、何となーくガラスがあるっぽくしています。
車道を走る車のライトは、もう一つスポット光があればヘッドライト用に使いたい
んですが、今回は諦めて撮影後の加工でヘッドライトの光だけ付け足す事にします。
...で、完成した写真がこちら。
まぁ今回はただ単に思い付きで「夜に光る自販機」が再現したかっただけで、
特にドラマ性も何も無いSSですけど、それっぽい雰囲気は出せたかなーとか
思います。この経験をまた別のSSに活かす事にしましょう。
・加工ソフトでガラスやヘッドライト、前ボケを再現
最後は撮影後の後加工に関する小技です。
まず上のSSのヘッドライト。これは「JTrim」の「超新星」というエフェクトです。
もちろんGIMP2などにも似たようなエフェクトはありますが、私は昔からこれに
慣れてるので使ってるだけです。
スポットライトをグルグル回すと分かりますが、ハニスタではこちら向き、つまり
カメラマン方向へのライトは光らない設定みたいですから、そういう場合は最終的に
この手のレタッチソフトに頼る形になろうかと思います。
次にガラスの表現です。と言っても本格的な加工ではなく、簡単にそれっぽく見せる
というだけですが。
元々ガラスに相当するオブジェクトが設定されてある場合は、ただライトを当てる
だけでガラスがあるように見えてくれます。これは眼鏡のガラスのキラッと全く同じ
ですね。しかしMAPに拠っては、そもそもそれが設定されていない物も存在します。
まぁ良くは知らないんですけれども、ハニセレでは透明シェーダーというのが色々と
ややこしいらしくて(ガラス越しで見ると姿や影が変になる)無い方が却って嬉しい
という時もあるんですけど。
こちらは以前レヴィさんのSSでも出て来た「POLICE STATION」のMAPです。
画面向かって右側に窓がありますが、ガラスは入っていませんので、空いた状態
の右側と閉まった状態の左側で外の風景の見え方が全く同じです。
そこでGIMP2の基本機能のみを使って、簡単(簡易的)に閉まっている窓だけ、
さもガラスがあるっぽく見せてみましょう。
まずGIMP2で画像を開き、「自由選択」で、加工したいガラス部分の四隅を
順番にクリックして四角い選択範囲を作ります。
四角い点線が出来上がったら、その場所で右クリックして出て来るウィンドウ
から「色」→「明るさ・コントラスト」を選択します。
最後に、別ウィンドウで出て来る調整スライダで、明るさとコントラストを
調整します。好みで構いませんが大体両方-20~-30ぐらいで良いと思います。
これが超簡単な簡易版窓ガラスです。慣れれば5分で全て終了できます。
向かって右側と左側で見え方が変わるだけでガラスがあるっぽく見えますね。
もちろんもっと高度な知識とテクがあれば、正にガラスがあるようにしか
見えないような加工も可能なようですので、どうしてもそこに拘りがある方は
ご自身で調べて納得のゆく再現なされれば良いかと思います。
・加工ソフトで「前ボケ」を作る
再三申し上げますが、ハニスタでは綺麗なボケを作るのが非常に難しいので、
どうしても美しいボケが欲しい場合には加工ソフトの手を借りる事になります。
人物だけを残してそれ以外をボカす事も出来ますが、それなりに経験を積まない
と、うまく背景と人物の切り抜きが出来ないかも知れません。
このGIMP2のフィルターの中に「Toy」というボケ用のフィルターがあります。
画像を右クリックして出て来る「フィルター」から「ぼかし」を選択すると出て
来ると思います。
これが初心者でも非常に簡単に、画像を見ながら直感的にボケの範囲を設定でき
る優れものです。プレビュー画面の緑の線がぼかしたくない中心部、赤い線が
ぼかしたい部分で、マウスで自由に範囲や角度を設定できます。
但しあくまでも簡単にボケの範囲選択が出来るだけですので、ぼかしたい部分に
人物が重なっているような場合には上手く出来ません。
ですので私が思うに、これはいわゆる物ではなく平面の前ボケ部分を作るのに
適したフィルターのような気がします。
前ボケ(←クリックで検索結果画面が開きます)とは主に、構図の手前部分にワザと物を
映し込み、それをピンボケさせる撮影テクニックですが、それ以外にも手前部分
の壁面や地面をピンボケさせる種類の前ボケというのも存在します。
これがGIMP2でその前ボケを作ったSSです。これも一般的なボケ同様に、
画面の中のボケていない対象に写真を観る人の眼を惹き付ける効果があります。
積極的にこの技法を使っても構わないですが、例えば撮ったSSの背景、それも
手前部分がうるさい(無意味に、或いは必要以上に眼を惹き付けてしまう)時、
この前ボケで気になる部分をボカしてしまうというやり方が使えます。
余り多用する手法ではありませんが、覚えて置いて損はないテクの1つです。
という訳で今日の記事はここまでです。
読者の皆さんの身になる情報やテクニックが例え一つでもあれば幸いです。
それでは皆様、良いハニセレライフをお過ごし下さい。
by moriguchi01
| 2017-04-26 18:00
| 近況、進捗、発見 等