7月18日 A系(8)Squall(スコール)他無し
2017年 07月 18日
皆さん、お早う御座います。
浴衣に、すだれに、アオザイに...。相変わらず素敵MODがどんどん追加
されて、撮影の方が全然追いつきません。まだ手すら付けられていない
MODの数がとんでもなく多いんですが、まずは季節もの優先かなぁ。
今日のSSも、雨宮さんが浴衣を発表される前に撮り始めた物。
基本的には「無声映画」でも見られるシーン割りを目指して撮っては居る
のですが、今日は私が大ファンのハニセレ・カメラマンの一人MMRさんを
意識して、ポエム調で戦場のショートストーリーを。
ツイッターをご覧にならない方はご存知ないかも知れませんが、MMRさんは
エロSSだけではなく、エロとは全然色合いの違う、ポエミィなSSの撮影
も得意とされていますよ!(MMRさんの名誉の為に一応フォローw)
この休日の間出掛ける事が多くて、今日は扉絵が用意出来ませんでしたので、
早速SSの方をご覧下さい。
(...故意に先頭をやり過ごし、隊列の後続だけを狙う。
典型的なゲリラのやり口だった。)
今から10分前 ─
「急げ!」「森の入口に気を付けろっ、狙い撃ちされるぞ!」
「中隊長殿!」
「構わん、そのまま被害と現状報告を。」
「ハッ。中隊長殿の後ろに居た3台の内の2台が大破し、積み荷が全損。
最後尾に居た1台に搭乗していた乗員の内2名が、現在まだ森の中に
取り残されております。」
「負傷者は?」
「4名が撃たれ2名が軽傷、1名が足を撃たれ重傷。1名は恐らくもう...。」
「救援は何名向かった?」
「運転手である小官と、本体との連絡要員1名を除く全てであります。」
...あの、中隊長殿、司令官殿は何と?」
「ワシは先に行くから善処せよ、だとよ。」 「そうですか...。」
「まぁ司令官には司令官の仕事があるんだろう、余計な事は考えるな。
今は取り残された仲間を救い出す事に全力を挙げよう。」 「ハッ!」
「...ご苦労、貴官も怪我の治療を。あっ、それとスマンが、トラックは
もう少しだけ前に出してくれ。ここだとまだ敵の射程の中だ。」
「アイ、サー!」
「さて、ではおっ始めるか。...敵は絶対に森からは出て来ん。
フレンドリー・ファイア(同士討ち)だけは何としても避けたい。
負傷者の収容が終わるまで、皆の頭の上、樹の梢を狙って3点バースト
で撃ちまくれ!」 「...ラジャー。」
「つまらん仕事だと思うかね、傭兵さん?」
「命令には従う、それだけだ。」
「これでもアンタのその銃の腕前を信用して任せてるんだ。
...用意は良いか!?」 「何時でも。」
「撃てっ!」
(...そして撃ち始めてもう5分近く経つ。助けに戻った仲間が、ゲリラ共から
逆に狙い撃ちの標的になっている可能性も高いのに、この指揮官は諦めない。)
「いいぞ、撃ち惜しむな!ゲリラ共の銃は単発式の旧式ばかりだ。アンタのその
3点バーストの銃声が戦場に響いている限り、仲間は助かる事を諦めない。
ここからあいつらに勇気を与えてやってくれ!」
(仲間か...。傭兵の私に仲間は居ない。味方の援護の為に、これだけの無駄ダマを
惜しみなく使ってくれる上官も...居ない。)
「よしっ、もう良いぞっ!最後の一人が帰って来た。」
「...ラジャー。」
「通信兵、本部に連絡!負傷者をトラックに積み込んだら、スコールが来る前に
ここから速やかに撤収する!」
(やはり間に合わなかったか...。)
「頑張れ、もう少しだっ!」
「ちくしょう、降って来やがった。」 (.......んっ?)
「直ぐに止むさ、さぁ急げ。」
(焼けた銃身が、雨に打たれて泣いている。)
(この短い天気雨が止む頃には、私はもう味方が一人死んだ事すら
忘れてしまうのだろう。)
(だからAEK-971、どうか今日まで共に戦った、友の為に泣いてやってくれ。
涙を忘れた...私の替わりに。)
─ お話は以上になります。
A系というと、いつも例の二人組かレヴィさんなのですが、今回はその
どちらともSSのシーンにピッタリくるイメージではなかったので、
以前やっつけで作ったロベルタさんモドキを流用して、女傭兵さんを
一人でっち上げて主人公に仕立ててみましたw
元々今回のSSは、以前紹介した公式の「砂浜」で出来る、あの地面の
水溜まりっぽい反射を活かした雨のシーンが撮りたくて始めたものです。
こちらがその当初の目的「地面の水溜まり」を撮ろうとした1枚です。
まぁそう悲観する程悪くはない雰囲気のショットだとは思うのですが、
ただ、余り自分が当初イメージしていた1枚にはなりませんでした。
で、このシーンの撮影で色々とライトを弄っている最中に、晴れの日の
ライティングのままエフェクトで雨を降らせたら、ちょうど夕立の時の、
天気雨の様にも見える事に気付きました。
そこで目的変更。何とかこの天気雨というシチュで雰囲気のあるSSを
撮れないかと挑戦したみたという訳です。
ですがご覧の通り、お話の中の“天気雨”という説明が無くても天気雨に
見えてくれそうなショットは、結局1枚か2枚しか撮れませんでした。
天気雨については、何か良い別のアイデアを思い付いたら、その時また
試して見たいと思います。
それと豆を1つ。雨のエフェクトは2Dと3D合わせてMODで数種類
がありますが、3Dエフェクトの雨は見た目ではたくさん降っていても、
イザ撮影すると、ほとんど雨が降っていない様に写ってしまいますよね?
そういう時は、その3Dエフェクトと雨宮さんの作った2Dエフェクト
の雨を組み合わせて使ってみて下さい。
特に2Dエフェクトの雨は、やや拡大した後に画面の一番手前に配置して、
ぼんやりと前ボケさせるのに最適です。(3Dの雨は画面手前でも
ボケずにハッキリ写ってしまいます)
この両方を使う方法で、画面のリアル感を維持しつつ、シーンの雨不足
を解消出来ると思いますよ。
では恒例今日の自選ベストですが、もうこれはお話の最後に出た1枚で
決まりです。銃を持つ手が熱くないのか、実際にAEK-971を撃った事など
無いので分かりませんが、あのちょこんと摘まむように持つ手の様子が
気に入ってしまって、そのまま採用しています。
さて、三連休も終わった事だし(私の場合、休日の方が色々忙しい)、
今日からまたコツコツ1枚づつ撮影を頑張って行く事に致します。
次回はまた3日後位に。それでは皆様、良いハニセレライフを。
浴衣に、すだれに、アオザイに...。相変わらず素敵MODがどんどん追加
されて、撮影の方が全然追いつきません。まだ手すら付けられていない
MODの数がとんでもなく多いんですが、まずは季節もの優先かなぁ。
今日のSSも、雨宮さんが浴衣を発表される前に撮り始めた物。
基本的には「無声映画」でも見られるシーン割りを目指して撮っては居る
のですが、今日は私が大ファンのハニセレ・カメラマンの一人MMRさんを
意識して、ポエム調で戦場のショートストーリーを。
ツイッターをご覧にならない方はご存知ないかも知れませんが、MMRさんは
エロSSだけではなく、エロとは全然色合いの違う、ポエミィなSSの撮影
も得意とされていますよ!(MMRさんの名誉の為に一応フォローw)
この休日の間出掛ける事が多くて、今日は扉絵が用意出来ませんでしたので、
早速SSの方をご覧下さい。
(...故意に先頭をやり過ごし、隊列の後続だけを狙う。
典型的なゲリラのやり口だった。)
今から10分前 ─
「急げ!」「森の入口に気を付けろっ、狙い撃ちされるぞ!」
「中隊長殿!」
「構わん、そのまま被害と現状報告を。」
「ハッ。中隊長殿の後ろに居た3台の内の2台が大破し、積み荷が全損。
最後尾に居た1台に搭乗していた乗員の内2名が、現在まだ森の中に
取り残されております。」
「負傷者は?」
「4名が撃たれ2名が軽傷、1名が足を撃たれ重傷。1名は恐らくもう...。」
「救援は何名向かった?」
「運転手である小官と、本体との連絡要員1名を除く全てであります。」
...あの、中隊長殿、司令官殿は何と?」
「ワシは先に行くから善処せよ、だとよ。」 「そうですか...。」
「まぁ司令官には司令官の仕事があるんだろう、余計な事は考えるな。
今は取り残された仲間を救い出す事に全力を挙げよう。」 「ハッ!」
「...ご苦労、貴官も怪我の治療を。あっ、それとスマンが、トラックは
もう少しだけ前に出してくれ。ここだとまだ敵の射程の中だ。」
「アイ、サー!」
「さて、ではおっ始めるか。...敵は絶対に森からは出て来ん。
フレンドリー・ファイア(同士討ち)だけは何としても避けたい。
負傷者の収容が終わるまで、皆の頭の上、樹の梢を狙って3点バースト
で撃ちまくれ!」 「...ラジャー。」
「つまらん仕事だと思うかね、傭兵さん?」
「命令には従う、それだけだ。」
「これでもアンタのその銃の腕前を信用して任せてるんだ。
...用意は良いか!?」 「何時でも。」
「撃てっ!」
(...そして撃ち始めてもう5分近く経つ。助けに戻った仲間が、ゲリラ共から
逆に狙い撃ちの標的になっている可能性も高いのに、この指揮官は諦めない。)
「いいぞ、撃ち惜しむな!ゲリラ共の銃は単発式の旧式ばかりだ。アンタのその
3点バーストの銃声が戦場に響いている限り、仲間は助かる事を諦めない。
ここからあいつらに勇気を与えてやってくれ!」
(仲間か...。傭兵の私に仲間は居ない。味方の援護の為に、これだけの無駄ダマを
惜しみなく使ってくれる上官も...居ない。)
「よしっ、もう良いぞっ!最後の一人が帰って来た。」
「...ラジャー。」
「通信兵、本部に連絡!負傷者をトラックに積み込んだら、スコールが来る前に
ここから速やかに撤収する!」
(やはり間に合わなかったか...。)
「頑張れ、もう少しだっ!」
「ちくしょう、降って来やがった。」 (.......んっ?)
「直ぐに止むさ、さぁ急げ。」
(焼けた銃身が、雨に打たれて泣いている。)
(この短い天気雨が止む頃には、私はもう味方が一人死んだ事すら
忘れてしまうのだろう。)
(だからAEK-971、どうか今日まで共に戦った、友の為に泣いてやってくれ。
涙を忘れた...私の替わりに。)
─ お話は以上になります。
A系というと、いつも例の二人組かレヴィさんなのですが、今回はその
どちらともSSのシーンにピッタリくるイメージではなかったので、
以前やっつけで作ったロベルタさんモドキを流用して、女傭兵さんを
一人でっち上げて主人公に仕立ててみましたw
元々今回のSSは、以前紹介した公式の「砂浜」で出来る、あの地面の
水溜まりっぽい反射を活かした雨のシーンが撮りたくて始めたものです。
こちらがその当初の目的「地面の水溜まり」を撮ろうとした1枚です。
まぁそう悲観する程悪くはない雰囲気のショットだとは思うのですが、
ただ、余り自分が当初イメージしていた1枚にはなりませんでした。
で、このシーンの撮影で色々とライトを弄っている最中に、晴れの日の
ライティングのままエフェクトで雨を降らせたら、ちょうど夕立の時の、
天気雨の様にも見える事に気付きました。
そこで目的変更。何とかこの天気雨というシチュで雰囲気のあるSSを
撮れないかと挑戦したみたという訳です。
ですがご覧の通り、お話の中の“天気雨”という説明が無くても天気雨に
見えてくれそうなショットは、結局1枚か2枚しか撮れませんでした。
天気雨については、何か良い別のアイデアを思い付いたら、その時また
試して見たいと思います。
それと豆を1つ。雨のエフェクトは2Dと3D合わせてMODで数種類
がありますが、3Dエフェクトの雨は見た目ではたくさん降っていても、
イザ撮影すると、ほとんど雨が降っていない様に写ってしまいますよね?
そういう時は、その3Dエフェクトと雨宮さんの作った2Dエフェクト
の雨を組み合わせて使ってみて下さい。
特に2Dエフェクトの雨は、やや拡大した後に画面の一番手前に配置して、
ぼんやりと前ボケさせるのに最適です。(3Dの雨は画面手前でも
ボケずにハッキリ写ってしまいます)
この両方を使う方法で、画面のリアル感を維持しつつ、シーンの雨不足
を解消出来ると思いますよ。
では恒例今日の自選ベストですが、もうこれはお話の最後に出た1枚で
決まりです。銃を持つ手が熱くないのか、実際にAEK-971を撃った事など
無いので分かりませんが、あのちょこんと摘まむように持つ手の様子が
気に入ってしまって、そのまま採用しています。
さて、三連休も終わった事だし(私の場合、休日の方が色々忙しい)、
今日からまたコツコツ1枚づつ撮影を頑張って行く事に致します。
次回はまた3日後位に。それでは皆様、良いハニセレライフを。
by moriguchi01
| 2017-07-18 07:17
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