ライトの色にこだわってみる 1/2
2017年 01月 30日
さぁ今日もドンドン行きましょう!
このブログ、自分がキャラ作成の際に書き溜めたメモ書きやら、
今後の資料にと撮影したSSを元にしています。資料と言っても走り書き程度で、
ブログ開設にあたって再度読み返しては見たものの、一体何が書きたかったのか
自分でも分からんような物も多々ありますし、SSもかなり適当だったり、
ヌード状態のまま撮ってたりで、ブログ用に結構手直ししてから挙げてたりも
してるんですけどね。
モデルに上杉ちゃんモドキが出てるのは、ほぼブログ用に撮り直したSSです。
今回は上杉ちゃんモドキの出演は無し。
実際の制作過程の様子が目で見て追いやすいSSが残っていたので、
それを改良して行く過程の説明を通じて、撮影の際のライトの色設定や使い方に
ついて、2回に分けて書いて行きたいと思います。
まずこれが習作1号。モデルは青森の新米魔女のコスp(ry
髪型、というより髪の毛の挙動に少々難があり、今の所動きの大きいポーズを
取らせると途端に嘘臭く見えてしまうモデルさんになってます。
スタジオMODに竹箒があるのを知って、取り敢えずは箒に乗せてみたくてw
この時には、こう撮りたい!っというようなアイデアも特に無く、真琴さんが
箒に乗って空を飛んだらどんな感じに見えるかを確かめる段階です。
自分のイメージにある真琴さんっぽいポーズが出来上がったら、
それを拡大したり縮小したり、グルグル動かして前やら後ろやら四方八方から
眺め回します。スカートキャラなら、ついでにスカートの中も確認します←必須
ここで良い撮影アングルの割り出しと同時に、アラ(おかしな部分)をチェック
して行く訳ですね。その時のダメ出しメモによると
1)箒がやや短い(小さい)
2)リアル系に寄せてある真琴さんと、やや図形チックな箒の先の部分との
マッチングがイマイチしっくり来ない
3)左太もも部位にスカート貫通
4)髪の毛後ろ側の変な盛り上がり
5)風になびく長い髪の表現は無理っぽい
6)横髪部分が重力変化に対応していない為、極端に首を傾けるポーズはダメ
と、こんな感じです。これらは皆、その当時の自分の知識工夫ではどうにもならない
と思える部分です。つまり諦めて、これらのアラが目立たない、気にならないような
撮影アングルを模索しないといけないという事です。
仮想空間での撮影故に、ハニスタでは現実では不可能に近い撮影も出来ますが、
一方で現実では全く支障にならない事が撮影のネックになったりもします。
こうした問題点をカバーしつつ、良さげなポーズとアングルを模索した結果
決まったのが下の写真のような構図です。
アイテム(箒)の親子関連付け設定が切れていて、箒が写ってませんが、
1と2の問題は箒を部分的に写す事で解決しました。箒を全部画面に
出さなくても、この構図なら被写体が宙に浮いている事は十分に伝わる
という判断です。
3のスカート貫通は、もちろんいつプロ様のShortcutsHSを使って修正
も出来るのですが、これを作っている当時はまだそんな便利なツールの存在
すら知りませんでした。結果、このようになるだけ貫通が目立たなくなるよう
脚の位置を微調整した後、最終的にはほぼそこが見えないアングルにする
という結論に落ち着いた訳です。
4、5,6の問題についても、飛んでいるのではなく浮いているという
場面設定を設ける事でクリア。
後は背景と演出です。一番最初の記事(サンシャフトエフェクト)内で
ご紹介した光るハート(最終的には星になりましたが)の演出を初めて使った
のがこのSSでした。
という訳で取り敢えずこれから色々と煮詰めて行く前の
暫定版が完成です。
今初めてこのSSをご覧になられた方も、「ん?ここはちょっと..」
と思う部分が多々あると思います。仰る通りで、納得できる1枚に
仕上げる為には、むしろここからが正念場なのです。この写真にも1つ、
写真やモデルを本物らしく見せる上で、かなり致命的とも言える矛盾点が
あります。
カンの良い方は既に今日のブログのタイトルからもお察しでしょう。
そう、ライトの色です。彼女が居るのは夜の空。なので当然彼女が今浴びて
いる光は日光ではなく月明かりのハズなのです。なのにどうしても月明かり
の様には見えません。ライトの色をそのまんま使ったのが原因ですね。
以上、まずは私流のSS制作手順を紹介しながら記事の前説はおしまい。
次回はもう少しライトの設定に突っ込んだお話を。
このブログ、自分がキャラ作成の際に書き溜めたメモ書きやら、
今後の資料にと撮影したSSを元にしています。資料と言っても走り書き程度で、
ブログ開設にあたって再度読み返しては見たものの、一体何が書きたかったのか
自分でも分からんような物も多々ありますし、SSもかなり適当だったり、
ヌード状態のまま撮ってたりで、ブログ用に結構手直ししてから挙げてたりも
してるんですけどね。
モデルに上杉ちゃんモドキが出てるのは、ほぼブログ用に撮り直したSSです。
今回は上杉ちゃんモドキの出演は無し。
実際の制作過程の様子が目で見て追いやすいSSが残っていたので、
それを改良して行く過程の説明を通じて、撮影の際のライトの色設定や使い方に
ついて、2回に分けて書いて行きたいと思います。
まずこれが習作1号。モデルは青森の新米魔女のコスp(ry
髪型、というより髪の毛の挙動に少々難があり、今の所動きの大きいポーズを
取らせると途端に嘘臭く見えてしまうモデルさんになってます。
スタジオMODに竹箒があるのを知って、取り敢えずは箒に乗せてみたくてw
この時には、こう撮りたい!っというようなアイデアも特に無く、真琴さんが
箒に乗って空を飛んだらどんな感じに見えるかを確かめる段階です。
自分のイメージにある真琴さんっぽいポーズが出来上がったら、
それを拡大したり縮小したり、グルグル動かして前やら後ろやら四方八方から
眺め回します。スカートキャラなら、ついでにスカートの中も確認します←必須
ここで良い撮影アングルの割り出しと同時に、アラ(おかしな部分)をチェック
して行く訳ですね。その時のダメ出しメモによると
1)箒がやや短い(小さい)
2)リアル系に寄せてある真琴さんと、やや図形チックな箒の先の部分との
マッチングがイマイチしっくり来ない
3)左太もも部位にスカート貫通
4)髪の毛後ろ側の変な盛り上がり
5)風になびく長い髪の表現は無理っぽい
6)横髪部分が重力変化に対応していない為、極端に首を傾けるポーズはダメ
と、こんな感じです。これらは皆、その当時の自分の知識工夫ではどうにもならない
と思える部分です。つまり諦めて、これらのアラが目立たない、気にならないような
撮影アングルを模索しないといけないという事です。
仮想空間での撮影故に、ハニスタでは現実では不可能に近い撮影も出来ますが、
一方で現実では全く支障にならない事が撮影のネックになったりもします。
こうした問題点をカバーしつつ、良さげなポーズとアングルを模索した結果
決まったのが下の写真のような構図です。
アイテム(箒)の親子関連付け設定が切れていて、箒が写ってませんが、
1と2の問題は箒を部分的に写す事で解決しました。箒を全部画面に
出さなくても、この構図なら被写体が宙に浮いている事は十分に伝わる
という判断です。
3のスカート貫通は、もちろんいつプロ様のShortcutsHSを使って修正
も出来るのですが、これを作っている当時はまだそんな便利なツールの存在
すら知りませんでした。結果、このようになるだけ貫通が目立たなくなるよう
脚の位置を微調整した後、最終的にはほぼそこが見えないアングルにする
という結論に落ち着いた訳です。
4、5,6の問題についても、飛んでいるのではなく浮いているという
場面設定を設ける事でクリア。
後は背景と演出です。一番最初の記事(サンシャフトエフェクト)内で
ご紹介した光るハート(最終的には星になりましたが)の演出を初めて使った
のがこのSSでした。
という訳で取り敢えずこれから色々と煮詰めて行く前の
暫定版が完成です。
今初めてこのSSをご覧になられた方も、「ん?ここはちょっと..」
と思う部分が多々あると思います。仰る通りで、納得できる1枚に
仕上げる為には、むしろここからが正念場なのです。この写真にも1つ、
写真やモデルを本物らしく見せる上で、かなり致命的とも言える矛盾点が
あります。
カンの良い方は既に今日のブログのタイトルからもお察しでしょう。
そう、ライトの色です。彼女が居るのは夜の空。なので当然彼女が今浴びて
いる光は日光ではなく月明かりのハズなのです。なのにどうしても月明かり
の様には見えません。ライトの色をそのまんま使ったのが原因ですね。
以上、まずは私流のSS制作手順を紹介しながら記事の前説はおしまい。
次回はもう少しライトの設定に突っ込んだお話を。
by moriguchi01
| 2017-01-30 23:07
| 撮影テクニック