ShortcutsHS 表情の微調整
2017年 03月 31日
今日はShortcutsHSの数ある機能の中から、主にキャラの表情作りに
関する部分を抜粋して、ShortcutsHS初心者の皆さんにご紹介したいと
思います。今日の話題も、以前からこのプラグインを使っていらっしゃる
方々にとっては今更な話題かも知れません。
ただ初心者にとっては、誰かが紹介してくれるその「今更」がとても
助けになる事もあるというのを、私も自分自身の経験から良く知っている
つもりでおりますので、そういう“その時の自分だったら嬉しい”であろう
記事を、今日も頑張って書こうと思います。
今日の扉絵は昨日pH板に上げたSSの別カットです
キャラの目と口をShortcutsHSで微調整しています
こちらの方がpH板に上げたSSよりもキャラの表情が分かりやすいので
より記事に相応しいこちらの方を扉絵にしてみました
...と、ここで表情の話題の前にまず1つ。
・ハニセレの手は大きい
ハニセレでキャラクリをする際に、キャラの体格設定のスライダーを操作する
と分かるのですが、身長に合わせて手足の長さも変わるのに、何故かキャラの
手足の大きさだけはずっと変わりませんよね。
まぁ足の大きさはともかく、手の大きさの方はちょっと問題です。
あくまでも私の感覚での話になりますが、恐らく標準の50でもやや大きく、
大体75以上に設定して初めて違和感が無くなるぐらいな気がしています。
当然、キャラの身長を50以下にするとその違和感は顕著になります。
私見ですが、やっぱり手が大きすぎると思います(このSSのキャラの身長設定はゼロ)
私はShortcutsHS導入以来、SS撮影の際には高身長設定以外のほぼ全てのキャラ
の手のひらの大きさを小さくしてから撮影しています。と言っても、縮小し過ぎる
と今度は親指の付け根の辺りの膨らみ(手首との段差)が妙に大きくなってしまい、
それはそれで違和感を生じます。
手を小さくし過ぎると、親指付け根辺り(手首との段差)が妙に大きくなります
ですので私の場合は小さくするといっても0.95前後の値までに留めています。
大体こんな感じの設定です
もちろんこの辺の数値設定は最終的には個人の好みで良いかと思います。
ですが、もし皆さんの中にも手の大きさが気になる方が居られれば、是非とも
ShortcutsHSのサイズ設定機能で、自分のお好みの手の大きさに調整してみる
事をお勧めします。
余談ですが、こんな風に逆に手を大きくする事も当然できます
コレ、当時の安っぽい合成画像を再現する為、敢えて背景を別色にして
その後画像ソフトの塗りつぶしで赤くしてみましたが、まだ綺麗すぎますw
それでは本題を。
・表情を調整する2つの手段
ShortcutsHSでキャラの表情を微調整する場合、恐らく2つの方法があると
思われます。
1つ目は「キャラカス」→「サイズ」からの調整で、もう1つが「Object操作」
からの調整です。ですが、ほとんどの調整はこの「キャラカス」からの操作で
間に合います。Object操作からでもキャラカスで出来る事は恐らく全て出来る
のですが、私も含めて初心者は、それぞれの部位に相当するものを探すのが大変
ですから、素直にキャラカスから操作するのが吉でしょう。
Object操作で行う目の調整は、キャラカスでは出来ない更に細かな、ある意味
撮る側の拘りや、特殊な表現を目的とした調整をしたい時に使う...という感じ
でしょうか。
1.目に関する調整で出来る事
それではまず目から行きましょう。
これは「キャラカス」→「目尻」で、切れ長の目を作ったものです。
実際には切れ長っぽく見える目というだけなんですけどw
この画像では分かりやすいよう、やや誇張して大きくしています。
キャラクリ画面の「目尻位置」のスライダーでは、確か目尻そのものの
長さは変えられても、意図して切れ長には出来なかったと思います。
引きで撮ってもほとんど違いは分かりませんが、アップで撮る場合には
相応の効果は見込めるんじゃないかと個人的には考えています。
ただこの方法で目を切れ長にする場合には、目の横幅は予めやや小さめに
した方が良いかも知れません。
これは「下瞼」を操作して泣き腫らした目っぽくした物です。
実際には何らかの方法で該当部分を赤くしないとそれらしく見えませんが。
この上杉ちゃんのように、目の下に「涙袋」があるキャラの場合、ライティング
に拠ってはこの部分がハイライトになって変に目立ってしまう事もあります。
上の写真でも右目の下が光っていますね。そういう時には、逆にこの部分を
小さくすれば良い訳です。
次は「上瞼」ですが、
こんな風に、普通に可愛い笑顔も一転してゲスい笑顔になったりします。
あぁ何か神楽辺りがこの顔似合いそうだわw
※元の目は39番です
この様に「キャラカス」からの各部位の操作で、普通では作れないちょっと
変わった表情が作れます。多分まだまだ私も知らないような色んな表情が
作り出せる可能性が十分にあるんじゃないでしょうか。
なお「Object操作」での目の調整は、ほとんど全ての事が「キャラカス」の
項目から行えるので、やれる事は主に色味の調整になるかと思います。
こんな風に「Object操作」から「eye」で検索を掛けて出て来る項目の
マテリアル操作(色変更等)で、白目の色味やハイライトの色味、
あるいは目の中の影の大きさなどを調整出来ます。
2.口に関する調整で出来る事
目も口もほんの少し形や大きさを変えるだけで、全然違った印象の表情
を作れたり、あるいはその表情から伝わる感情をより強く伝えられる様に
できる事があります。
こちらは口の17番です。吊り上がった眉の目と組み合わせる事で、
ご覧の様に怒って何かを叫んでいるような表情になりますね。
ここで「キャラカス」から「唇全体」を選んで口の形を変えると...
こんな風に怒ってはいるけれど、ちょっと不満な様子程度にキャラの感情が
トーンダウンして見えるようになります。両者の違いは確かに微妙な差では
ありますが、例えばキャラをアップで撮るような場合、観る者にキャラの
感情を伝える手段は表情しかありません。そういうショットにおいては、
キャラの感情を正しく伝える表情作りがとても大切になるのは言うまでも
ありませんね。
そういう意味でも、取り敢えずShortcutsHSを使ってこんな事も出来る
という事は、皆さんも頭の隅に置いておいて良いのではないかと思います。
これは21番の目と5番の口の組み合わせです。ShortcutsHSで唇の横幅を
拡げ、そこに手の指を加える事で「いーだっ!」の仕草を作って見ました。
まだ試してませんが、恐らく目もこれと似たような操作で「あっかんべー」
が再現出来るのではないでしょうか。
それから、口の表情の中に舌を出しているものが多数ありますね。
この同じキャラカスの項目の中にある「各部表示切替」から舌を非表示に
する事で、新しい口の表情としてこれを使えるようになります。
(各部表示切替は消したい部位を選んだ後に、すぐ上の「更新」ボタンを
押さないと設定が反映されませんのでご注意を)
これがその例です。
舌を非表示にして微調整した後に目をつむらせれば「チューして!」
みたいに見える表情が出来ました。
余り使わない、使えない口の表情で言えば36番の口もちょっと大袈裟
過ぎて、余り使いどころが無さそうな雰囲気ですが、
色々とアレで使い道が無さそうな36番
こんな感じに、口の大きさと変形してしまっている頬を「頬下部」から調整
してやれば、十分に使える笑顔に変わります。
3.Object操作による口角の調整
最後にObject操作からの調整についてです。
口には「キャラカス」からは出来なくて「Object操作」からなら出来る調整と
して、先に述べた色味の調整以外にもう一つ「口角の調整」があります。
これは、目のキャラカスには目尻と目頭という項目があり、そこで目尻や目頭の
上下調整が出来るのですが、口にはこれに相当する口角の調整ボタンが無い為
です。
Object操作ボタンを押して出て来る新しいウインド。まずそのウインドにある
オブジェクト一覧の横にあるONのボタンを押した後、そのすぐ下の検索欄に
「mouth」と入力してみましょう。対象一人に付き、恐らく9個の選択肢が
出て来ると思います。口角の調整はこの内「cf_J_Mouth_R」と同じくLの2つ
が対応しています。つまり左右別々に口角の調整が出来る訳ですね。
口角に該当するボタンを押したら、さらに出て来る新しい詳細設定のウインド
にある「移動・回転」を選び、その調整幅を0.01にすれば準備OKです。
後はこのY軸の「移動」をプラスで口角が上がりマイナスで口角が下がります。
こちらがまず口角を下げた例です。
不機嫌な顔が更に不機嫌さを増しました。
次は口角を上げてみましょう。
これはデフォの片方だけ口角を上げる表情から、更に口角を上げて強調した
ものです。ちょっと遠めからキャラの顔を写す場合などは、これくらい強調
しないと表情が読み取れない時があります。
そしてハニセレには意外に「微笑み」の口のバリエーションが少ないのですが、
この方法で両方の口角を上げれば、色んな口で微笑みが作れます。
但し一番小さい0.01単位でも結構口角は上下しますから、この方法では余り
細かな調整は難しいという点だけは注意して下さい。
目と口だけのバリエーションで表情を作るのは大変ですが、その目と口には
それぞれ開き具合のスライダーもあります。それらを上手く組み合わせれば、
そのまま使っていたのでは気が付かないような意外な組み合わせも生まれます。
これは15番の目と5番の口の組み合わせです。
正直言ってそれほど使い道がありそうな表情ではありませんね。
けれども目をつむらせて、口は先ほどの口角上げのテクを使えば...
こんな感じで結構良い笑い顔が作れたりします。
上のSSでは「移動・回転」による調整では口角が上がり過ぎる為に、サイズ
変更のY軸調整で微妙に口角を上げる方法を使っています。ほんの少し口角を
上げ下げしたい時には、このように移動のYを使わずサイズ変更のYで調整する
という手法も使えます。
さて、如何だったでしょう。
皆さんも今日の記事を参考に色々なバリエーションを試して、新しい表情の
レパートリー発見を目指してみるのも面白いかも知れません。
あ、それと今日の扉絵ですが、このSSではキャラの唇を少し前に出してるんです。
いかりや長介の下唇みたいな感じに。やり過ぎると酷い顔になりますが、これを
すると、ただ単に歯を食いしばる表情よりも、少しだけ必死さとか野性味とかが
出せる気がします。目の方は大きく開いている方をさらに大きく、小さく開いて
いる方を更に小さくしてメリハリを出しています。
...むっ、良く見返してみると今日はほとんど上杉ちゃんしか出てない!
まぁいつもオチ担当ばかりやってもらってるし、偶には良いかなw
それでは皆様、良いハニセレライフを。
関する部分を抜粋して、ShortcutsHS初心者の皆さんにご紹介したいと
思います。今日の話題も、以前からこのプラグインを使っていらっしゃる
方々にとっては今更な話題かも知れません。
ただ初心者にとっては、誰かが紹介してくれるその「今更」がとても
助けになる事もあるというのを、私も自分自身の経験から良く知っている
つもりでおりますので、そういう“その時の自分だったら嬉しい”であろう
記事を、今日も頑張って書こうと思います。
今日の扉絵は昨日pH板に上げたSSの別カットです
キャラの目と口をShortcutsHSで微調整しています
こちらの方がpH板に上げたSSよりもキャラの表情が分かりやすいので
より記事に相応しいこちらの方を扉絵にしてみました
...と、ここで表情の話題の前にまず1つ。
・ハニセレの手は大きい
ハニセレでキャラクリをする際に、キャラの体格設定のスライダーを操作する
と分かるのですが、身長に合わせて手足の長さも変わるのに、何故かキャラの
手足の大きさだけはずっと変わりませんよね。
まぁ足の大きさはともかく、手の大きさの方はちょっと問題です。
あくまでも私の感覚での話になりますが、恐らく標準の50でもやや大きく、
大体75以上に設定して初めて違和感が無くなるぐらいな気がしています。
当然、キャラの身長を50以下にするとその違和感は顕著になります。
私見ですが、やっぱり手が大きすぎると思います(このSSのキャラの身長設定はゼロ)
私はShortcutsHS導入以来、SS撮影の際には高身長設定以外のほぼ全てのキャラ
の手のひらの大きさを小さくしてから撮影しています。と言っても、縮小し過ぎる
と今度は親指の付け根の辺りの膨らみ(手首との段差)が妙に大きくなってしまい、
それはそれで違和感を生じます。
手を小さくし過ぎると、親指付け根辺り(手首との段差)が妙に大きくなります
ですので私の場合は小さくするといっても0.95前後の値までに留めています。
大体こんな感じの設定です
もちろんこの辺の数値設定は最終的には個人の好みで良いかと思います。
ですが、もし皆さんの中にも手の大きさが気になる方が居られれば、是非とも
ShortcutsHSのサイズ設定機能で、自分のお好みの手の大きさに調整してみる
事をお勧めします。
余談ですが、こんな風に逆に手を大きくする事も当然できます
コレ、当時の安っぽい合成画像を再現する為、敢えて背景を別色にして
その後画像ソフトの塗りつぶしで赤くしてみましたが、まだ綺麗すぎますw
それでは本題を。
・表情を調整する2つの手段
ShortcutsHSでキャラの表情を微調整する場合、恐らく2つの方法があると
思われます。
1つ目は「キャラカス」→「サイズ」からの調整で、もう1つが「Object操作」
からの調整です。ですが、ほとんどの調整はこの「キャラカス」からの操作で
間に合います。Object操作からでもキャラカスで出来る事は恐らく全て出来る
のですが、私も含めて初心者は、それぞれの部位に相当するものを探すのが大変
ですから、素直にキャラカスから操作するのが吉でしょう。
Object操作で行う目の調整は、キャラカスでは出来ない更に細かな、ある意味
撮る側の拘りや、特殊な表現を目的とした調整をしたい時に使う...という感じ
でしょうか。
1.目に関する調整で出来る事
それではまず目から行きましょう。
これは「キャラカス」→「目尻」で、切れ長の目を作ったものです。
実際には切れ長っぽく見える目というだけなんですけどw
この画像では分かりやすいよう、やや誇張して大きくしています。
キャラクリ画面の「目尻位置」のスライダーでは、確か目尻そのものの
長さは変えられても、意図して切れ長には出来なかったと思います。
引きで撮ってもほとんど違いは分かりませんが、アップで撮る場合には
相応の効果は見込めるんじゃないかと個人的には考えています。
ただこの方法で目を切れ長にする場合には、目の横幅は予めやや小さめに
した方が良いかも知れません。
これは「下瞼」を操作して泣き腫らした目っぽくした物です。
実際には何らかの方法で該当部分を赤くしないとそれらしく見えませんが。
この上杉ちゃんのように、目の下に「涙袋」があるキャラの場合、ライティング
に拠ってはこの部分がハイライトになって変に目立ってしまう事もあります。
上の写真でも右目の下が光っていますね。そういう時には、逆にこの部分を
小さくすれば良い訳です。
次は「上瞼」ですが、
こんな風に、普通に可愛い笑顔も一転してゲスい笑顔になったりします。
あぁ何か神楽辺りがこの顔似合いそうだわw
※元の目は39番です
この様に「キャラカス」からの各部位の操作で、普通では作れないちょっと
変わった表情が作れます。多分まだまだ私も知らないような色んな表情が
作り出せる可能性が十分にあるんじゃないでしょうか。
なお「Object操作」での目の調整は、ほとんど全ての事が「キャラカス」の
項目から行えるので、やれる事は主に色味の調整になるかと思います。
こんな風に「Object操作」から「eye」で検索を掛けて出て来る項目の
マテリアル操作(色変更等)で、白目の色味やハイライトの色味、
あるいは目の中の影の大きさなどを調整出来ます。
2.口に関する調整で出来る事
目も口もほんの少し形や大きさを変えるだけで、全然違った印象の表情
を作れたり、あるいはその表情から伝わる感情をより強く伝えられる様に
できる事があります。
こちらは口の17番です。吊り上がった眉の目と組み合わせる事で、
ご覧の様に怒って何かを叫んでいるような表情になりますね。
ここで「キャラカス」から「唇全体」を選んで口の形を変えると...
こんな風に怒ってはいるけれど、ちょっと不満な様子程度にキャラの感情が
トーンダウンして見えるようになります。両者の違いは確かに微妙な差では
ありますが、例えばキャラをアップで撮るような場合、観る者にキャラの
感情を伝える手段は表情しかありません。そういうショットにおいては、
キャラの感情を正しく伝える表情作りがとても大切になるのは言うまでも
ありませんね。
そういう意味でも、取り敢えずShortcutsHSを使ってこんな事も出来る
という事は、皆さんも頭の隅に置いておいて良いのではないかと思います。
これは21番の目と5番の口の組み合わせです。ShortcutsHSで唇の横幅を
拡げ、そこに手の指を加える事で「いーだっ!」の仕草を作って見ました。
まだ試してませんが、恐らく目もこれと似たような操作で「あっかんべー」
が再現出来るのではないでしょうか。
それから、口の表情の中に舌を出しているものが多数ありますね。
この同じキャラカスの項目の中にある「各部表示切替」から舌を非表示に
する事で、新しい口の表情としてこれを使えるようになります。
(各部表示切替は消したい部位を選んだ後に、すぐ上の「更新」ボタンを
押さないと設定が反映されませんのでご注意を)
これがその例です。
舌を非表示にして微調整した後に目をつむらせれば「チューして!」
みたいに見える表情が出来ました。
余り使わない、使えない口の表情で言えば36番の口もちょっと大袈裟
過ぎて、余り使いどころが無さそうな雰囲気ですが、
色々とアレで使い道が無さそうな36番
こんな感じに、口の大きさと変形してしまっている頬を「頬下部」から調整
してやれば、十分に使える笑顔に変わります。
3.Object操作による口角の調整
最後にObject操作からの調整についてです。
口には「キャラカス」からは出来なくて「Object操作」からなら出来る調整と
して、先に述べた色味の調整以外にもう一つ「口角の調整」があります。
これは、目のキャラカスには目尻と目頭という項目があり、そこで目尻や目頭の
上下調整が出来るのですが、口にはこれに相当する口角の調整ボタンが無い為
です。
Object操作ボタンを押して出て来る新しいウインド。まずそのウインドにある
オブジェクト一覧の横にあるONのボタンを押した後、そのすぐ下の検索欄に
「mouth」と入力してみましょう。対象一人に付き、恐らく9個の選択肢が
出て来ると思います。口角の調整はこの内「cf_J_Mouth_R」と同じくLの2つ
が対応しています。つまり左右別々に口角の調整が出来る訳ですね。
口角に該当するボタンを押したら、さらに出て来る新しい詳細設定のウインド
にある「移動・回転」を選び、その調整幅を0.01にすれば準備OKです。
後はこのY軸の「移動」をプラスで口角が上がりマイナスで口角が下がります。
こちらがまず口角を下げた例です。
不機嫌な顔が更に不機嫌さを増しました。
次は口角を上げてみましょう。
これはデフォの片方だけ口角を上げる表情から、更に口角を上げて強調した
ものです。ちょっと遠めからキャラの顔を写す場合などは、これくらい強調
しないと表情が読み取れない時があります。
そしてハニセレには意外に「微笑み」の口のバリエーションが少ないのですが、
この方法で両方の口角を上げれば、色んな口で微笑みが作れます。
但し一番小さい0.01単位でも結構口角は上下しますから、この方法では余り
細かな調整は難しいという点だけは注意して下さい。
目と口だけのバリエーションで表情を作るのは大変ですが、その目と口には
それぞれ開き具合のスライダーもあります。それらを上手く組み合わせれば、
そのまま使っていたのでは気が付かないような意外な組み合わせも生まれます。
これは15番の目と5番の口の組み合わせです。
正直言ってそれほど使い道がありそうな表情ではありませんね。
けれども目をつむらせて、口は先ほどの口角上げのテクを使えば...
こんな感じで結構良い笑い顔が作れたりします。
上のSSでは「移動・回転」による調整では口角が上がり過ぎる為に、サイズ
変更のY軸調整で微妙に口角を上げる方法を使っています。ほんの少し口角を
上げ下げしたい時には、このように移動のYを使わずサイズ変更のYで調整する
という手法も使えます。
さて、如何だったでしょう。
皆さんも今日の記事を参考に色々なバリエーションを試して、新しい表情の
レパートリー発見を目指してみるのも面白いかも知れません。
あ、それと今日の扉絵ですが、このSSではキャラの唇を少し前に出してるんです。
いかりや長介の下唇みたいな感じに。やり過ぎると酷い顔になりますが、これを
すると、ただ単に歯を食いしばる表情よりも、少しだけ必死さとか野性味とかが
出せる気がします。目の方は大きく開いている方をさらに大きく、小さく開いて
いる方を更に小さくしてメリハリを出しています。
...むっ、良く見返してみると今日はほとんど上杉ちゃんしか出てない!
まぁいつもオチ担当ばかりやってもらってるし、偶には良いかなw
それでは皆様、良いハニセレライフを。
by moriguchi01
| 2017-03-31 07:55
| 近況、進捗、発見 等