7月1日 A系(7)カー・スタンツが撮りたい
2017年 07月 01日
お早う御座います!いよいよ7月ですね。阪神怒涛の8連敗。
梅雨で天候もウテンなら、打線もウテンって、笑いごとやあらへんでw
それからきにちみさん、ブログを拝見して驚きました。どうぞお体を
お大事になさって下さい!人生も仕事も趣味も、まず健康あっての物だね
ですから、養生第一です。
さて、ツイッターでもブログでも、Core2さんの新しい車MOD(3車種)
が大人気みたいですが、私が今回使用させて頂いたのは、それより一個前
に発表された計4車種が入った方のMODです。
LIGHTNINGさんのフォークリフトSSが凄かったのは、単純に車だけでは
なくて、乗ってるおじさんまでもがカッコ良く見える事でした。なので私も、
別の車種でアクション映画のワンシーンみたいな、車もキャラも両方カッコ
良く見えるシーンを撮れないかと挑戦してみる事に致しました。
今日は久しぶりに「前振りSS」からご覧下さい。
車のバックミラーはオプションで、大きく写すとアラが見えるので小さく写してます
ドリフト時のタイヤの白煙は2D効果の煙でそれっぽく見せてます
今回は撮っていて、しげの修一先生(イニD)風のオノマトペが欲しくなりましたw
こんな感じに、Core2さんの新しい車MODの「セダン」と「バン」を使い、
いつもの1シーンだけの撮影では表現し切れない車アクションの部分を、
前振りSSで補完してみました。この10枚は練習も兼ねて然程時間は掛けず
に撮ってますので、ライティングを含め全体の完成度が低いのはご了承下さい。
さて、この前振りSSだけでも車好きの方なら直ぐに、そうでない方でも
注意深くSSの車の挙動を見て頂ければ、このCore2さん謹製の車MODが
只者ではない事が分かると思います。
①タイヤが動く
動くと言っても回転する「動く」という意味ではなく、 左右に角度が
付けられるので、ハンドルを切っている様子を再現出来るという事です。
レヴィさんの車のドリフト(逆ハンドル)シーンは、このギミックのお陰
で再現出来ました。
②車体に自然な角度が付けられる
このタイヤは左右に動かせるだけでなく上下に動かす事も当然可能です。
上と同じドリフトシーンでは、ちゃんと外側荷重になってやや傾いて
いますが、その傾きに合わせてタイヤを上下させているので、これまで
の車のように、片方のタイヤが宙に浮いてしまう事もありません。
ただそこを見やすく撮ろうとすると、今度は肝心のキャラが上手く画面
に入らないので、結局見えにくいSSになってしまって申し訳ないです。
③ドアが開けられる(外せる)
全てのドアがパーツ式になったお蔭で、ドアを好きな角度に開け閉めが
出来るようになりました。またドアを一時的に非表示にする事で、狭い
車内の視界が確保出来るようになるので、キャラを車に乗せる時の、
あの見難さがかなり解消されます。つまり乗車中のキャラポージングが
大変やり易くなりました。
そして番外
このセダンの色褪せた塗装がかなりイイ感じです。例えるなら、西部警察
で出て来る犯人の車っぽいです。「あ、これは番組開始40分過ぎに、
壊されるか爆破される車やね」と、パッと見て分かるみたいなボロさ?
が見事に表現されてます。いや、これ褒めてますからね!?
という事で、ここから本番。前振りのSSでは手を抜いて乗せてなかった、
敵役の二人もちゃんと車に乗せました。...と言っても、結局この下の1枚
以外で、この二人が大写しになる事はほぼ無かったのですがw
撮影の時はあまり目立たなかったので誤魔化せるかな?と思いましたが、
こうして出来上がりを見ると、キャラが窓ガラスを貫通しているのが分かってしまいますね
...このデフォ男性キャラのニコラス君(写真向かって右側)、私結構好きです。
何とも言えないザコ感というか、全身を覆うチンピラ感がたまらんですねw
で、ニコラス君が何故驚いてるのかが良く分かる“ニコラス君目線”で見た場面が
今日のSSメインシーンになります。
これはニコラス君でなくともビビりますわw
このSSはライティングもまだの状態で撮った試し撮りなので、空とかは後のSSと異なります
もうちょっと寄ったショットがコチラになります。最初は何となく曇り空のドーム
を選んでたんですが、やはりちょっとイメージに合わないので変更。またそれに
合わせて車の色も明るく変えてみました。
ご覧の様に、バンの方もタイヤが左右に動きます。飛んできたドアをハンドルを
切って避けようとしている事を、こうしてタイヤの動きで表現できる訳です。
せっかくポージングしたけれど、今回全然カメラに写らなかったのは、敵役だけ
ではなくロック君も一緒です。ロックはひょろっとした文系青年っぽいので、
元々肌を色白に設定してましたが、やはりちょっと白すぎるかも知れませんね。
さて、勢い込んで前振りSSまで撮って撮影を始めたものの、どうにもこの岸壁
から海に飛び出そうとする車と、そこから飛び出るレヴィさんを絡めたショットで、
これという良い構図が見つかりません。実は今日記事内に載せたショット以外にも、
何枚か車とレヴィさんセットのショットを撮ってはみたのですが、どれもイマ一つ
でした。やはり初めての試みで最初から上手く撮れるなど、甘い事を期待しては
行けませんね。
そういう訳で、ここからは気持ちを切り替えてレヴィさん中心に撮って行く事に。
崖から落ちる車というシチュは、得意の“今後の研究課題”とします。
「落ちる」「飛び出す」という点は一旦忘れて、普通に車と1枚。
レヴィさんらしい不敵な笑顔が良く様になっていて気に入った1枚です。
ウチのレヴィさん(のコスプレ少女)は、ハニセレ購入初期に作って以来、
殆ど顔の造形を弄っていません。横顔はまだマシなのですが、特に正面
からライトを当てると、何故か非常に不細工に見えてしまいます。
撮影の際、スタジオの名前欄で名前を見る度に「調整せんとイカンなぁ」
とは思うのですが、結局いつも放置して今に至ります。
こちらは似たような角度・構図ですが、夜シチュに変えて撮った物です。
車のヘッドライトに照らされたような雰囲気を狙ってみました。
今回意図して作った訳では無いのですが、このポーズの上半身部分が
なかなかカッコ良く思えましたので、ここから純粋にキャラポーズの
カッコ良さを見せる事を主眼に置いたショットも撮ってみる事に。
今度は夕景にしてみました。この角度から見たポーズが私的に一番良く思えます。
更にポーズ優先で、既に一見してそれと分かりずらい程見切れてしまっている
車の方を思い切って排除。キャラだけを見せたい時はキャラだけ撮るのが一番
の近道になる事は多いです。
ここでちょっと閑話休題。
前回のコメントで雨宮さんからご依頼のあった“空間の使い方”。これは本当に
説明が難しい物です。画面内のキャラが占める割合と、背景が占める割合の中に
いわゆる「黄金比」のような法則を見つけ出そうという試みがあるのも、
一応知っては居りますが、この辺は当然キャラのポーズとの兼ね合いやら、
あと個人の好みの問題なども有りますので、これらも決して万人が納得し得る物
でも無いような気がします。
この上のSSだと、一番“死んでいる空間”は、画面向かって右上の広い部分です。
そこに意味を持たすなら、いっそ何か文字を入れるか、或いは首を少し持ち上げて
キャラの目線をその死んでいる左上に向ければ良い訳です。ですが、そうすると
当然ながら顔に出来る影の形も色も面積も変わり、SS全体の雰囲気が変化します。
顔の角度をほんの5度変えただけで全体のバランスが崩れてしまう...何て事も、
撮影では日常茶飯事に起こります。
なので結局はセオリーか、それとも自分の良いと感じる感覚を信じるか、或いは
顔を左上に向けた上で、もう一度ライティングを再検討するか、撮影者がどの
選択肢を最善として選ぶかという問題になってしまいます。
写真に於ける余白の考え方は、大きく分けて2つあると思います。
この様に、キャラをフレームに入れた時の残りと見るか、或いはその余白も写真
の一部であると考えるかです。もちろんコレも、どちらが良いとか正しいという
様な物ではなく、どちらがより被写体を魅せる上で効果的かというだけの話です。
大まかに言えば、キャラの表情・ポーズ・目や肌など、キャラそのものやその
パーツの美しさを表現したいなら、背景は単なる余白と見做して構わない(つまり
キャラだけ見て!)ですね。
この場合背景は、見る側に窮屈さを感じさせない事や、キャラだけに注目させる
のに邪魔にならない色味を出す事などが大切でしょう。
一方、背景の余白も含めて1枚の写真だとする考え方なら、余白は最早ただの
余白ではなく“空間という背景”になります(つまりキャラと背景一緒に見て!)。
こちらはその空間を持つ事で、より一層キャラの表情やポーズを引き立てられると
感じた場合に選択すれば良いという事になります。
ただ、見る側がその余白を美しいとか意味があると感じてくれなければ、却って
見る側から「無駄な部分を残している」と揶揄される場合もあり得る訳です。
いずれにせよ、余白をどこまでどんな風に残すかは、非常に感覚的な部分に頼って
います。好みも当然ありますから本当にコレという正解は無いと思います。
ちなみに前回「キャラの目線方向に広く空間を取るのが定石」と書きましたが、
例外もあります。上のSSの様に被写体のスピードや疾走感を表現したい場合には、
逆に目線側(進行方向側)を狭くした方が効果的な事が多いですね。
それと空間の使い方で言えば、例えばキャラの悲壮感や孤独感を強く表現したい
場合などには、敢えてキャラをポツンと広い空間で小さく一人ぼっちにさせる...
といった表現方法もあると思います。
...と、私の如きいちアマチュアが“空間の使い方”に関してよそ様に語れるのは、
高々この程度ですし、もちろん読んで異論をお持ちになる方も居られるでしょう。
後は雨宮さん、映画でも絵画でもSSでも、その空間を使うのが上手い人の作品を
たくさんご覧になって、その美しさを一杯“感じる”他に、空間の使い方が上達
する道は無いかも知れないです。私も日々そういう心づもりで勉強しています。
では本題に戻って今日のベスト...あ、そうだ!
今回のMAPでも「謎のゴーグル」発見ですw
ここまで来ると、逆に色んなMAPの中を探し回りたい気分に
今回は当初の目的を途中で諦めて、キャラ主体の撮影に切り替えました。
しかもそのSSの上りが悪くなかったせいもあって、どうするかどれを選ぶか
迷いましたが、まぁココは最初の目標「車とキャラ、両方がカッコ良い
アクションシーン」というのを重視して...
ぽん太さんが作って下さった海岸道路は私も大変気に入っていて、お世話になっているMAP
なのですが、このカーブで撮る為の必要最小限の配置になっている為、アングルの自由度が
やや低い事だけが残念です
このSSも一部背景が見切れてますが目立たないのでOKとしました
一方的に使わせて頂く側なので文句を言える立場じゃないんですけど、惜しい!と思う事がしばしば...
こちらを今日の自選ベストにしました。正直ベストには色々足りないのですがw
まぁ大作アクション映画の1シーンには程遠いものの、安い予算のVシネマ作品
程度には撮れてるんじゃないかなぁ?とか思うんですけどどうでしょ。
最後はオマケです。久しぶりに気に入ったポーズが撮れたので。
余り壁紙向きの構図では無いですが、モノクロにした分アイコンを見る邪魔には
なり難いと思います。左右反転させても良いかも知れません。
宜しければどうぞお持ち帰りを。
今日の話題はここまでです。
皆さんも是非、Core2さんの車MODでカッコ良いSS撮影に挑戦してみて下さい。
pH板の配布物スレからいつでもDL出来ます。
それでは皆様、良いハニセレライフを。
梅雨で天候もウテンなら、打線もウテンって、笑いごとやあらへんでw
それからきにちみさん、ブログを拝見して驚きました。どうぞお体を
お大事になさって下さい!人生も仕事も趣味も、まず健康あっての物だね
ですから、養生第一です。
さて、ツイッターでもブログでも、Core2さんの新しい車MOD(3車種)
が大人気みたいですが、私が今回使用させて頂いたのは、それより一個前
に発表された計4車種が入った方のMODです。
LIGHTNINGさんのフォークリフトSSが凄かったのは、単純に車だけでは
なくて、乗ってるおじさんまでもがカッコ良く見える事でした。なので私も、
別の車種でアクション映画のワンシーンみたいな、車もキャラも両方カッコ
良く見えるシーンを撮れないかと挑戦してみる事に致しました。
今日は久しぶりに「前振りSS」からご覧下さい。
車のバックミラーはオプションで、大きく写すとアラが見えるので小さく写してます
ドリフト時のタイヤの白煙は2D効果の煙でそれっぽく見せてます
今回は撮っていて、しげの修一先生(イニD)風のオノマトペが欲しくなりましたw
こんな感じに、Core2さんの新しい車MODの「セダン」と「バン」を使い、
いつもの1シーンだけの撮影では表現し切れない車アクションの部分を、
前振りSSで補完してみました。この10枚は練習も兼ねて然程時間は掛けず
に撮ってますので、ライティングを含め全体の完成度が低いのはご了承下さい。
さて、この前振りSSだけでも車好きの方なら直ぐに、そうでない方でも
注意深くSSの車の挙動を見て頂ければ、このCore2さん謹製の車MODが
只者ではない事が分かると思います。
①タイヤが動く
動くと言っても回転する「動く」という意味ではなく、 左右に角度が
付けられるので、ハンドルを切っている様子を再現出来るという事です。
レヴィさんの車のドリフト(逆ハンドル)シーンは、このギミックのお陰
で再現出来ました。
②車体に自然な角度が付けられる
このタイヤは左右に動かせるだけでなく上下に動かす事も当然可能です。
上と同じドリフトシーンでは、ちゃんと外側荷重になってやや傾いて
いますが、その傾きに合わせてタイヤを上下させているので、これまで
の車のように、片方のタイヤが宙に浮いてしまう事もありません。
ただそこを見やすく撮ろうとすると、今度は肝心のキャラが上手く画面
に入らないので、結局見えにくいSSになってしまって申し訳ないです。
③ドアが開けられる(外せる)
全てのドアがパーツ式になったお蔭で、ドアを好きな角度に開け閉めが
出来るようになりました。またドアを一時的に非表示にする事で、狭い
車内の視界が確保出来るようになるので、キャラを車に乗せる時の、
あの見難さがかなり解消されます。つまり乗車中のキャラポージングが
大変やり易くなりました。
そして番外
このセダンの色褪せた塗装がかなりイイ感じです。例えるなら、西部警察
で出て来る犯人の車っぽいです。「あ、これは番組開始40分過ぎに、
壊されるか爆破される車やね」と、パッと見て分かるみたいなボロさ?
が見事に表現されてます。いや、これ褒めてますからね!?
という事で、ここから本番。前振りのSSでは手を抜いて乗せてなかった、
敵役の二人もちゃんと車に乗せました。...と言っても、結局この下の1枚
以外で、この二人が大写しになる事はほぼ無かったのですがw
撮影の時はあまり目立たなかったので誤魔化せるかな?と思いましたが、
こうして出来上がりを見ると、キャラが窓ガラスを貫通しているのが分かってしまいますね
...このデフォ男性キャラのニコラス君(写真向かって右側)、私結構好きです。
何とも言えないザコ感というか、全身を覆うチンピラ感がたまらんですねw
で、ニコラス君が何故驚いてるのかが良く分かる“ニコラス君目線”で見た場面が
今日のSSメインシーンになります。
これはニコラス君でなくともビビりますわw
このSSはライティングもまだの状態で撮った試し撮りなので、空とかは後のSSと異なります
もうちょっと寄ったショットがコチラになります。最初は何となく曇り空のドーム
を選んでたんですが、やはりちょっとイメージに合わないので変更。またそれに
合わせて車の色も明るく変えてみました。
ご覧の様に、バンの方もタイヤが左右に動きます。飛んできたドアをハンドルを
切って避けようとしている事を、こうしてタイヤの動きで表現できる訳です。
せっかくポージングしたけれど、今回全然カメラに写らなかったのは、敵役だけ
ではなくロック君も一緒です。ロックはひょろっとした文系青年っぽいので、
元々肌を色白に設定してましたが、やはりちょっと白すぎるかも知れませんね。
さて、勢い込んで前振りSSまで撮って撮影を始めたものの、どうにもこの岸壁
から海に飛び出そうとする車と、そこから飛び出るレヴィさんを絡めたショットで、
これという良い構図が見つかりません。実は今日記事内に載せたショット以外にも、
何枚か車とレヴィさんセットのショットを撮ってはみたのですが、どれもイマ一つ
でした。やはり初めての試みで最初から上手く撮れるなど、甘い事を期待しては
行けませんね。
そういう訳で、ここからは気持ちを切り替えてレヴィさん中心に撮って行く事に。
崖から落ちる車というシチュは、得意の“今後の研究課題”とします。
「落ちる」「飛び出す」という点は一旦忘れて、普通に車と1枚。
レヴィさんらしい不敵な笑顔が良く様になっていて気に入った1枚です。
ウチのレヴィさん(のコスプレ少女)は、ハニセレ購入初期に作って以来、
殆ど顔の造形を弄っていません。横顔はまだマシなのですが、特に正面
からライトを当てると、何故か非常に不細工に見えてしまいます。
撮影の際、スタジオの名前欄で名前を見る度に「調整せんとイカンなぁ」
とは思うのですが、結局いつも放置して今に至ります。
こちらは似たような角度・構図ですが、夜シチュに変えて撮った物です。
車のヘッドライトに照らされたような雰囲気を狙ってみました。
今回意図して作った訳では無いのですが、このポーズの上半身部分が
なかなかカッコ良く思えましたので、ここから純粋にキャラポーズの
カッコ良さを見せる事を主眼に置いたショットも撮ってみる事に。
今度は夕景にしてみました。この角度から見たポーズが私的に一番良く思えます。
更にポーズ優先で、既に一見してそれと分かりずらい程見切れてしまっている
車の方を思い切って排除。キャラだけを見せたい時はキャラだけ撮るのが一番
の近道になる事は多いです。
ここでちょっと閑話休題。
前回のコメントで雨宮さんからご依頼のあった“空間の使い方”。これは本当に
説明が難しい物です。画面内のキャラが占める割合と、背景が占める割合の中に
いわゆる「黄金比」のような法則を見つけ出そうという試みがあるのも、
一応知っては居りますが、この辺は当然キャラのポーズとの兼ね合いやら、
あと個人の好みの問題なども有りますので、これらも決して万人が納得し得る物
でも無いような気がします。
この上のSSだと、一番“死んでいる空間”は、画面向かって右上の広い部分です。
そこに意味を持たすなら、いっそ何か文字を入れるか、或いは首を少し持ち上げて
キャラの目線をその死んでいる左上に向ければ良い訳です。ですが、そうすると
当然ながら顔に出来る影の形も色も面積も変わり、SS全体の雰囲気が変化します。
顔の角度をほんの5度変えただけで全体のバランスが崩れてしまう...何て事も、
撮影では日常茶飯事に起こります。
なので結局はセオリーか、それとも自分の良いと感じる感覚を信じるか、或いは
顔を左上に向けた上で、もう一度ライティングを再検討するか、撮影者がどの
選択肢を最善として選ぶかという問題になってしまいます。
写真に於ける余白の考え方は、大きく分けて2つあると思います。
この様に、キャラをフレームに入れた時の残りと見るか、或いはその余白も写真
の一部であると考えるかです。もちろんコレも、どちらが良いとか正しいという
様な物ではなく、どちらがより被写体を魅せる上で効果的かというだけの話です。
大まかに言えば、キャラの表情・ポーズ・目や肌など、キャラそのものやその
パーツの美しさを表現したいなら、背景は単なる余白と見做して構わない(つまり
キャラだけ見て!)ですね。
この場合背景は、見る側に窮屈さを感じさせない事や、キャラだけに注目させる
のに邪魔にならない色味を出す事などが大切でしょう。
一方、背景の余白も含めて1枚の写真だとする考え方なら、余白は最早ただの
余白ではなく“空間という背景”になります(つまりキャラと背景一緒に見て!)。
こちらはその空間を持つ事で、より一層キャラの表情やポーズを引き立てられると
感じた場合に選択すれば良いという事になります。
ただ、見る側がその余白を美しいとか意味があると感じてくれなければ、却って
見る側から「無駄な部分を残している」と揶揄される場合もあり得る訳です。
いずれにせよ、余白をどこまでどんな風に残すかは、非常に感覚的な部分に頼って
います。好みも当然ありますから本当にコレという正解は無いと思います。
ちなみに前回「キャラの目線方向に広く空間を取るのが定石」と書きましたが、
例外もあります。上のSSの様に被写体のスピードや疾走感を表現したい場合には、
逆に目線側(進行方向側)を狭くした方が効果的な事が多いですね。
それと空間の使い方で言えば、例えばキャラの悲壮感や孤独感を強く表現したい
場合などには、敢えてキャラをポツンと広い空間で小さく一人ぼっちにさせる...
といった表現方法もあると思います。
...と、私の如きいちアマチュアが“空間の使い方”に関してよそ様に語れるのは、
高々この程度ですし、もちろん読んで異論をお持ちになる方も居られるでしょう。
後は雨宮さん、映画でも絵画でもSSでも、その空間を使うのが上手い人の作品を
たくさんご覧になって、その美しさを一杯“感じる”他に、空間の使い方が上達
する道は無いかも知れないです。私も日々そういう心づもりで勉強しています。
では本題に戻って今日のベスト...あ、そうだ!
今回のMAPでも「謎のゴーグル」発見ですw
ここまで来ると、逆に色んなMAPの中を探し回りたい気分に
今回は当初の目的を途中で諦めて、キャラ主体の撮影に切り替えました。
しかもそのSSの上りが悪くなかったせいもあって、どうするかどれを選ぶか
迷いましたが、まぁココは最初の目標「車とキャラ、両方がカッコ良い
アクションシーン」というのを重視して...
ぽん太さんが作って下さった海岸道路は私も大変気に入っていて、お世話になっているMAP
なのですが、このカーブで撮る為の必要最小限の配置になっている為、アングルの自由度が
やや低い事だけが残念です
このSSも一部背景が見切れてますが目立たないのでOKとしました
一方的に使わせて頂く側なので文句を言える立場じゃないんですけど、惜しい!と思う事がしばしば...
こちらを今日の自選ベストにしました。正直ベストには色々足りないのですがw
まぁ大作アクション映画の1シーンには程遠いものの、安い予算のVシネマ作品
程度には撮れてるんじゃないかなぁ?とか思うんですけどどうでしょ。
最後はオマケです。久しぶりに気に入ったポーズが撮れたので。
余り壁紙向きの構図では無いですが、モノクロにした分アイコンを見る邪魔には
なり難いと思います。左右反転させても良いかも知れません。
宜しければどうぞお持ち帰りを。
今日の話題はここまでです。
皆さんも是非、Core2さんの車MODでカッコ良いSS撮影に挑戦してみて下さい。
pH板の配布物スレからいつでもDL出来ます。
それでは皆様、良いハニセレライフを。
by moriguchi01
| 2017-07-01 07:01
| SS公開