HSSNA照明基本講座 ⑤サブ3つの用法
2018年 01月 28日
皆さんこんばんは!
いやー、本当は昨夜アップする予定の記事でしたが、やっぱりプレホ
のスタジオが気になって、チョコチョコ見たり弄ったり、ツイッター
のTLを追ったりしている内に、すっかり遅くなってしまいまして。
今日の扉絵も先日ツイッターで発表した“ちょいエロ”から1枚。
全9枚撮った連作ですが、ライティングは最初からこの1枚が映える
様なライト位置に決めてから他を撮りました。
故意に背景を暗い影の部分にする事で、陽に当たった白いお尻が画面
からぽっかり浮いて見える、見る人の眼がどうしてもお尻に集中する...
そんな効果を狙ってライティングした1枚になります。
で、まずは今回の記事に関するお詫びから。
前回の次回予告では、今日一気にメインライトのお話まで持って行く
つもりだったのですが、いつもの通り記事が長引いてしまい、今回は
其処まで辿り着けませんでしたm(__)m
今日の話題は、前回の答え合わせをしながら、サブライトを使って
モデル(女性)をより魅力的に撮る方法について詳しくお話して行き
たいと思います。
「さて、カメアシ並びに新人モデル君達に、果たして 「この海賊フード、何故かアイテムではなく髪型なので、被る角度
この問題の答えが分かるかな?」「何だろう?」 が自由に変えられん。キャラの表情を示す上で大切な眉毛部分を
「あのー、ベータさん? 前回と衣装が変わってます。」 隠してしまう失敗作だが、元々眉毛の無い私に隙は無かった。」
「イメチェンだ!」「...あっそ。」 「なるほど。」「...ここがね─ 」「おぉ、確かに!」
「一応二人で1つずつ答えを出して見たんだけど、後1つは 「じゃあ、先ず私からね。この写真、まひるっちと私とでは
どうしても分かんない。」「宜しい、では伺うとしよう。」 確かにライトの当たり方も違うけど、もう1つ。まひるっち
「チョット待てーぃ! 頭大き過ぎて被れんから、後頭部に色 の顔はツヤツヤしてる感じなのに、私の顔にはそのツヤツヤ
塗ってますがな!! 」「...やはり明るい所ではバレるか。」 が全然無い...って、聞いてるっ!? 」
ここで今一度、前回のクイズの画像を載せて置きましょう。
皆さんは被写体を美しく魅せる、3つのサブライト・テクニック、
その答えがお判りになられたでしょうか?
悠稀ちゃんは、先ずお肌のツヤに着目したようですが、果たして。
「見事正解だ。」「わーい、やったぁ~っ!」 「自信は無いですが、ココの顎の光?じゃないかなと。
「肌を瑞々しく魅せる上で、肌艶とは非常に大切な要素 普通はこんなに明るく見えない様な気がするんですよ。」
なのだよ。...まひる君は何処だと思ったかね?」 「うむ、正解!」「おぉ、まひるっちも正解だ!」
「実は今回、このフェイスラインを照らす光に関しては、 「じゃあ悠稀クン、そこの階段で適当にポーズ取って。」
分かり易い様、多少大袈裟に撮っては居たのだ。だが 「えっ、ウソ。ホントに撮ってくれるの!? 」
それでもそこに気が付くのは大したものだ。」 「ベータ星人は銀河系でも屈指の正直者なのだ。」
「って、えぇーっ!! あんたらAIって分身出来んの!? 」 「...あの、張り切って衣装替えまでして貰ってるけど、今日は
「だって撮られる側じゃ、どうやって撮ってるのか良く 首から上しか撮らないよ? 」「何でよっ!? ついでに何枚か
分かんないじゃない?」「ややこしいだろ、これ。」 撮る位─ 」「アカンでぇ、そんな無駄な枚数を費やす...」
「大丈夫! コッチの私は眼鏡掛けるから。ねっ!? 」 「無駄って何よっ!? 」「あ、えと...すいません。」
話が纏まるまで時間が掛かりそうなので、ここで巨匠に代わり、前回
のクイズの答えを一気に紹介して置くとしましょう。サブライトを
使って被写体(女性)をより美しく魅せる3つのテクニックとは...
①顎筋に細くライトを当てて、フェイスラインをしっかり見せる
②適度な濃さの影と共に、艶でハイライト(明るい部分)を作る
③キャッチライトに拠る瞳の輝きや、唇・髪の毛の艶出し効果も
積極的に取り入れる
...となります。んっ!? どうやら悠稀ちゃんとベータさんの間で、
やっと撮影に関する協議が成立したようです。
「...えっと、これで大体“れんぶらんど”って言う感じの 「あれっ、コレ“めいんらいと”って奴だけで照らしてるのに
ライティングになった気がする!...コレ、さっきの写真 もうちゃんとアゴに明るい線が入ってるよ?」
よりだいぶ影が薄いけど良いの?」「いつだって例外は 「そうだ。ライトの角度に拠っては、何もしなくても自然に
あるが、基本的に明るい背景には薄い影、暗い背景には フェイスラインの輪郭が出てくれる。①の用法は、それが
濃い目の影にする方が、背景とのフィットが良いのだ。」 出ない、出せない時にサブで補うという認識で良い。」
フェイス(バスト)ショットの際、被写体のアゴ部分のフェイスライン
をハッキリさせる事で、先ず顔の輪郭が際立ちます。実際の撮影でも、
このアゴのラインを際立たせる事でモデルを小顔に見せる効果が有ると
言われていますが、これは顔の輪郭をハッキリさせる事で、顔と首の
パーツ分けが目で見て容易になるからだと思われます。
で、この“顔”という部位の輪郭が際立つ事に拠り造形に立体感が増し、
「顔面」という複雑な造形を見た時の面白みが増しますので、写真を
見る人の眼が自然に被写体に集中します。
これは大切な事なので、皆さんも写真を撮る際には是非頭の隅に入れて
置いて頂きたい事なのですが、絵でも写真でも、人間は例えば真っ白や
真っ黒な部分、つまり色味や陰影に変化の無い部分に対して、長く深い
注目はしません。逆に、微妙な陰影の変化とか細かいディテールのある
部分は、無意識に“良く観よう”としてしまう本能があるのです。
この差を分かり易く示したのが上の2枚の写真です。
写真左手側。暫く見つめていると、皆さん無意識にモデルよりも背景の
方に眼と意識が向かってしまいませんか?
ポートレイト(人物写真)が往々にして背景は至極単純な割に、その分
人物の陰影だけは緻密・複雑に撮るのは、写真の中で人物だけに注意を
向けさせる意図・効果があるからです。
ところで、このフェイスラインの消失現象は、ライト角度の他にも
いわゆる“飛ばし”と呼ばれる、極端に被写体を明るく撮る(陰影差が
少ない)撮り方でも起こります。上の写真はIntensityが1.0を越える
高数値な為、陰影差が小さくなってしまい、結果フェイスラインの約
半分が消失しています。
こういう場合、向かって右手側の写真の様にサブライトで顎にほんの
僅かでもラインを作ってやれば、画面上の明るい雰囲気を維持しつつ、
顔の輪郭を明確に見せる事が出来ます。
因みにこのフェイスラインを出す作業は、何もライトを当てる事だけ
では無く、例えば顔は明るいままに首の部分だけに適度な影を作る事
などでも同じような効果が期待出来ます。
要するに、頬と首部分に境目や色味の変化が無い状態を回避する方法
の1つとして、この“フェイスラインを明確にする”という手法が確立
されていった訳ですね。
もちろん最終的には写真全体の雰囲気を鑑みた上で、フェイスライン
を出すか、それとも自然に任せるかを選ぶのが正解ですから、決して
“顔を撮る時は絶対に顎に光が必要”という訳では決してありません。
「次はお肌の艶出しね。これはライトを強くすれば良いだけ 「普通に光ってる様に見えるんだけど、ダメなの?」
だから簡単よね。」「あぁ待って!...これは例のヤツか。」 「ダメと言うよりも、現実空間で肌に強い光を当てても、
「えっ、何? 」「この現象は恐らく3D空間特有の物で、 この画面みたいな色の出方は普通しないと思うのだよ。」
考え方もそれぞれなんだが...一応説明した方が良いかな。」 「...どういう事、それ?」
上の写真では、悠稀ちゃんの鼻周辺等に特に顕著に見られるこの現象。
正式名称が何と言うのか、そもそも正式名称が有るのか無いのかすら、
私には分り兼ねますし、4K肌など私とは別の肌環境においても同様
に起こる事なのかも分かりません。とにかく私の肌環境では特に肌の
白いキャラに強い光を当てた時に度々起こる現象です。
現実の写真でも、肌に強い光を当て過ぎたり露出過多で撮ると、俗に
“白飛び”と呼ばれる、肌全体が真っ白になって色味が失われる現象が
起こります。
しかし、ハニセレではこの露出過多になっていると思われる部位に、
ピンク色っぽい変色が起こるのです。私のささやかな写真経験でも、
実際の写真撮影においては(普通に撮影している限り)この様な現象
は起こらないと思います。
これを「艶の一種」と見做すか、それとも「変色」と見做すかは、
もしかすると意見の分かれる部分かも知れません。
名称が無いと記述し辛い為、この現象を仮に「虹飛び」と呼称します。
私自身はこの虹飛びを、艶の一種とは考えず変色と考えています。
なので撮影時は出来るだけこの虹飛びが出ない様、また出たとしても
最低限度に抑える様に心掛けています。(..と言っても、原寸で撮った
物をブログ用のjpegに変換した時に、この虹飛びが目立つ様になる事
も多いですが)
「じゃあ、これは普通の写真の艶とはちょっと違うのね?」 「あっ、何かさっきと違う白く光ってる所が鼻先に出来たっ!」
「ライトをさっきの強さに戻して、UIのココにある“肌艶” 「良く見れば、瞼の上下や唇にも白い艶が出来ているだろう?
の値を半分位まで上げてみなさい。」「了解。」 これが一般的に“肌艶”とか“ハイライト”と呼ばれている物で、
さっきの虹飛びとは明らかに違う物だ。」
改めて両者を比較しても、私にはやはり虹飛びではない、向かって
右手側の方がより自然な艶に思えるのですが、皆さんはどうお感じに
なられるでしょうか。
この肌艶、先程の悠稀ちゃんの様に、何となくライトを強く当てれば
出る...様な印象を抱きがちですが実際は違います。
極端に肌艶を抑えたキャラと、逆にお肌テッカテカ設定にしたキャラを
並べて見え方を比較してみましたが、ご覧の様に基本的に肌に艶が出る、
出ないはキャラの肌艶設定に依存しており、ライトを弱く当てたからと
言って艶が消える訳でも無く、また強く当てたからと言って艶が出る訳
では無い様です。
「で、この“ハイライト”って奴は、どこにどの位入れたら丁度 「そうだな。先ずは入れ過ぎない事だろうな。顔の部位の
良いの?」「基本的には自然に任す。慣れない内に好き勝手 中でも自然にハイライトが入る場所は、大抵鼻筋や小鼻、
な場所にハイライトを入れると、それが違和感の原因になり 頬の上部等と決まっている。広い面積や、顔のあちこちに
兼ねない。慣れて来たら、自然に出来たハイライトにサブで ハイライトが入ると、却って見栄えが悪くなる事が多い。」
光を付け足す感じかな。」「了解。他に何か注意点ある?」 「確かにオデコやほっぺ全体がテカるのは勘弁ね。」
悠稀ちゃんの言う通り、余りにも顔のハイライト部分が大きかったり
多かったりすると、いわゆるオイリー肌(顔に皮脂が浮いた状態)に
見えてしまいますから、ハイライトの入れ過ぎは禁物です。
ところで、何故女性の顔を撮る時にはハイライトがあった方が良いと
言われているのでしょうか?
先ず、顔を立体造形としてみた場合、光が一番当たっている所が一番
明るくなるのは当然ですね。これまで主に陰影の「影」という部分に
焦点を当ててお話して来ましたが、ここでもう一度第4回の講座内で
使った円筒形の写真を見てみましょう。
ハイライトを最も簡単に説明するなら「一番光が当たって、他よりも
明るくなっている場所」という事です。今日の話題である顔(肌)で
言えば、肌色ではなく白くなっている場所がハイライトです。
今一度良く見れば、円筒形の一番光が当たっている部分や、同じく
円筒形をしたコブンちゃんの頭にも、ちゃんとハイライトと呼べる
明るい部分が出来ていますね。
しかし物体の表面の質に拠っては、このハイライトが生じない場合も
あります。表面がザラザラしているより、滑らかでツルツルしている
方が、より光を分散させず反射します。ザラザラよりツルツルの方が
ハイライトが生じやすい訳です。
これを肌質から考えてみると、ハイライトが生じやすい肌とはつまり、
ツルツルなお肌だという事です。..と、ここまで書けば分かりますね。
要するに「ハイライトが入った肌の方が、入っていない肌よりも、
より若々しく健康的に見える」から、ハイライトは無いよりあった方
がより良い、という結論になるのですね。
ただ、キャラ肌というのは必ず各個人で好みがあります。
「ウェット」つまりテカテカした肌感が好きな方も居れば、逆に
「マット」つまりツヤの少ない肌感が好みという方も当然居られます。
マットな肌設定であれば、このハイライトが肌に出来辛くなると思い
ますが、もうその辺は「ハイライト?何それ美味しいの?自分はこの
肌感が好きだから要らないの!」で通しても全然OKです。
もう1つ。これも現実を顧みれば分かる通り、若い肌ならいつ何時も
お肌にハイライトが出来ている訳ではありませんから、「何が何でも
肌にはハイライトが必要!」という考えもまたNGです。
「よっし!じゃあ最後の③ね。キャッチライトって、要するに 「ハニーセレクトのキャラクリで選べる26種類の内、26番
アレよね? 漫画で黒目の中にあるキラキラ白い所。」 以外の物は全てイミテーションの疑似的なキャッチライトが
「そうだ。瞳に輝きがあれば、活き活きした印象を与えられる。 描かれている。」「26番だけが特殊なんですね?巨匠。」
少女漫画の眼の描かれ方を見れば分かる事だな。」 「そうだ。まひるちゃんの眼も元々は9番が使われていた。」
疑似的なハイライトが多いのは、もちろんキャラ立て(個性を出す)
為の物が多い事も理由の1つでしょうが、もう1つ“実際にキャラに
キャッチライトを入れるのは結構面倒な作業である”という事もまた
理由の1つではないかと考えられます。
...ベータさんみたいに、全部が黒目なら結構楽なんですけどねw
上の写真は一番スタンダードなハイライト1番と、26番にキャッチ
ライトを入れたキャラ、双方の見え方の比較画像です。ご覧の様に、
キャラの半身が写る程度の大きさでは両者の違いは殆ど分かりません。
寧ろ26番はキャッチを入れる為に、わざわざライト位置を模索し、
調整する必要もあるのでライティングがより難しくなります。
ですがバストショット以上の寄りで撮ると、今度はどうしても疑似的
なキャッチの方は輝きが不足して、26番と比べてリアルさに欠ける
印象が出て来てしまいます。
自分のキャラ眼のハイライトを26番にするかどうかは、最終的には
どちらがより自分の撮影スタイルに合っているかで適宜選べば良いと
思います。リアル系が好きでアップも良く撮るという方ならば、全て
この26番でも構わないのではないでしょうか。
26番は最もリアルな瞳の再現が可能ですが、ライト角に拠っては
白目の方まで光ってしまったり、或いはアップで撮る時は、逆にこの
ハイライトを入れてやらないと、キャラに生気や感情に乏しいという
印象を与えたりと、却って撮影の手間になる場合もあります。
ですが、本物(?)のキャッチライトが上手く瞳に入ると、キャラが
本当に活き活き見えてくれるのも事実です。まだ試した事が無い方は、
一度この26番を試して見るのもお勧めです。
ちなみにこのキャッチライト、全体光では無理ですがポイントライト
ならば、ライトの強さで多少大きさを調整出来ます。ただ、当然他の
物もそのライト強弱の影響は受けますのでご注意を。
「良し! ハイライトは何となくこんな感じでイイや。」 「本人だから知ってると思うが、君の髪のテクスチャは特殊
「...それで良い。撮ってる間は感覚を優先して正解だ。」 なんで、ライトを当てても殆ど艶が出ないのだ、諦めろ。」
「あとちょっとね。頑張って、悠稀ちゃん!」 「えぇーっ!! 何よそれっ!? 知らないわよ、そんな事!! 」
「残りは髪の毛と唇の艶出し?」「あーそれなんだが...」 「私も3Dの裏側は分からん。残念だが髪の艶は諦めてくれ。」
「じゃあ、せめて唇の艶だけでも何とかするわっ!」
「いや、でもコレ、もう十分に唇にも艶が出てるんじゃ...」
「髪がツヤツヤに出来ないんなら、唇はグロス塗ったみたい
なピカピカにしたいのっ!! 」「...う~ん。」
先ず髪の毛の艶に関してですが、これは前回まひるちゃんをモデルに
したポートレイトでほぼ語っています。基本的に、
・背景と髪の毛とで、色味の判別が付かない場所
・髪の毛全体を見た中で、ベタッと一色だけに見える場所
こういった場所にピンポイントにライトを当て、頭の輪郭や髪の毛の
ディテールを出してやる事で、女性の魅力の一つである美しい髪の毛
を質感良く見せてやれば良い訳です。
唇の艶に関しては、ツイッター・ハニセレクラスタの中でも特に女性
を美しく撮る事で定評のある白男川さんも、以前「艶出ねぇ~!!」
的な事を仰っていたと思います。確かにバランス良くツヤツヤの唇に
するのは、なかなかに難しいです。
ただ今回の悠稀ちゃんの様に、どうしても唇に艶感が欲しい時には、
GIMPの簡単後加工という手もあります。ただGIMPの加工に関して
は、過去記事でも度々触れていますので今回は割愛します。
「...うん。これで良いかな?」 「実際には撮影前に、背景選びや小道具選び、撮影後は必要に
「少なくとも今日の様な基本を知った上で、タブーと言われる 応じ後加工などもするが、正直其処まで凝ってる余裕は無い。」
撮り方さえしなければ、後は自分が良いと思う様に撮れば良い。 「そっかぁ。ん、でも後加工って奴なら今からでも出来るのね?」
それで万事OKだ。」「そう?..これで撮影は終了?」 「いやまぁ、確かにそうなんだが...。」(...え、えぇっ!? )
「せっかくココまでやったんだし、ブログ終わってからパパッ 「ちょ、ちょっと!アンタ何やってんのよっ!? 」
と教えてよ?」「意味無いだろ、それ。...ん?そう言えば、
あれ程“枚数ガー”とか言ってた、当の筆者は一体何処へ?」
「...あ、あそこ。」「何、まひるちゃん?」「なんだぁ!! 」
「うーん、ええ眺めや。一生ここで暮らしたい。」 「い、いや...自分でも分からんのやけど、気が付いたら─ 」
「...ソコデ何ヲ シテ イラッシャル ノ カシラ?」 「あっそ。...ポチッとな。」
「なにて、そんなん決まって...あれっ!? 」 「えっ、あ、ちょ... 」
「あの..何が起こったのか、お伺いしても?」 「アタシの気分を害した。」「何だそりゃっ!? 」
「利用規約違反に拠る、強制ログアウト処置。」 「とにかくこれで一か月アカウント停止よ。」
「え、でもスカート覗いた位で猥褻行為とか─ 」 「いや、確かに最初から、特に今回は何の役にも立って
「...違う。」「じゃ何?」 無かったけど、アレ一応筆者だよ!? 」「...知らない。」
「さっ、早く仕上げの後加工のやり方教えて頂戴っ!」
「筆者来れないって、次回からどうすんのよ、コレ!? 」
「わ、私に聞かれても困ります...。」
えー、と言う訳で今回の更新は此処までとなります。
一応次回は今回たどり着けなかったメインライトの役割についての
お話になる予定ですが、皆さんご存知の通り、プレホのスタジオが
発売された為、もしかすると1~2回位講座の方はお休みを頂く事
になるかも知れません。
あ、そうだ。記事の最後に今回悠稀ちゃんが後加工も入れて仕上げた
1枚を載っけておきましょう。
どうやら最後にソフトフォーカスっぽいフィルターを掛けて仕上げた
みたいですね。フィルターに関しても、いずれ機会を見てお話したい
所ですが、いつになるかは分かりませんw
それでは皆様、良いハニセレライフを。
いやー、本当は昨夜アップする予定の記事でしたが、やっぱりプレホ
のスタジオが気になって、チョコチョコ見たり弄ったり、ツイッター
のTLを追ったりしている内に、すっかり遅くなってしまいまして。
今日の扉絵も先日ツイッターで発表した“ちょいエロ”から1枚。
全9枚撮った連作ですが、ライティングは最初からこの1枚が映える
様なライト位置に決めてから他を撮りました。
故意に背景を暗い影の部分にする事で、陽に当たった白いお尻が画面
からぽっかり浮いて見える、見る人の眼がどうしてもお尻に集中する...
そんな効果を狙ってライティングした1枚になります。
で、まずは今回の記事に関するお詫びから。
前回の次回予告では、今日一気にメインライトのお話まで持って行く
つもりだったのですが、いつもの通り記事が長引いてしまい、今回は
其処まで辿り着けませんでしたm(__)m
今日の話題は、前回の答え合わせをしながら、サブライトを使って
モデル(女性)をより魅力的に撮る方法について詳しくお話して行き
たいと思います。
「さて、カメアシ並びに新人モデル君達に、果たして 「この海賊フード、何故かアイテムではなく髪型なので、被る角度
この問題の答えが分かるかな?」「何だろう?」 が自由に変えられん。キャラの表情を示す上で大切な眉毛部分を
「あのー、ベータさん? 前回と衣装が変わってます。」 隠してしまう失敗作だが、元々眉毛の無い私に隙は無かった。」
「イメチェンだ!」「...あっそ。」 「なるほど。」「...ここがね─ 」「おぉ、確かに!」
「一応二人で1つずつ答えを出して見たんだけど、後1つは 「じゃあ、先ず私からね。この写真、まひるっちと私とでは
どうしても分かんない。」「宜しい、では伺うとしよう。」 確かにライトの当たり方も違うけど、もう1つ。まひるっち
「チョット待てーぃ! 頭大き過ぎて被れんから、後頭部に色 の顔はツヤツヤしてる感じなのに、私の顔にはそのツヤツヤ
塗ってますがな!! 」「...やはり明るい所ではバレるか。」 が全然無い...って、聞いてるっ!? 」
ここで今一度、前回のクイズの画像を載せて置きましょう。
皆さんは被写体を美しく魅せる、3つのサブライト・テクニック、
その答えがお判りになられたでしょうか?
悠稀ちゃんは、先ずお肌のツヤに着目したようですが、果たして。
「見事正解だ。」「わーい、やったぁ~っ!」 「自信は無いですが、ココの顎の光?じゃないかなと。
「肌を瑞々しく魅せる上で、肌艶とは非常に大切な要素 普通はこんなに明るく見えない様な気がするんですよ。」
なのだよ。...まひる君は何処だと思ったかね?」 「うむ、正解!」「おぉ、まひるっちも正解だ!」
「実は今回、このフェイスラインを照らす光に関しては、 「じゃあ悠稀クン、そこの階段で適当にポーズ取って。」
分かり易い様、多少大袈裟に撮っては居たのだ。だが 「えっ、ウソ。ホントに撮ってくれるの!? 」
それでもそこに気が付くのは大したものだ。」 「ベータ星人は銀河系でも屈指の正直者なのだ。」
「って、えぇーっ!! あんたらAIって分身出来んの!? 」 「...あの、張り切って衣装替えまでして貰ってるけど、今日は
「だって撮られる側じゃ、どうやって撮ってるのか良く 首から上しか撮らないよ? 」「何でよっ!? ついでに何枚か
分かんないじゃない?」「ややこしいだろ、これ。」 撮る位─ 」「アカンでぇ、そんな無駄な枚数を費やす...」
「大丈夫! コッチの私は眼鏡掛けるから。ねっ!? 」 「無駄って何よっ!? 」「あ、えと...すいません。」
話が纏まるまで時間が掛かりそうなので、ここで巨匠に代わり、前回
のクイズの答えを一気に紹介して置くとしましょう。サブライトを
使って被写体(女性)をより美しく魅せる3つのテクニックとは...
①顎筋に細くライトを当てて、フェイスラインをしっかり見せる
②適度な濃さの影と共に、艶でハイライト(明るい部分)を作る
③キャッチライトに拠る瞳の輝きや、唇・髪の毛の艶出し効果も
積極的に取り入れる
...となります。んっ!? どうやら悠稀ちゃんとベータさんの間で、
やっと撮影に関する協議が成立したようです。
「...えっと、これで大体“れんぶらんど”って言う感じの 「あれっ、コレ“めいんらいと”って奴だけで照らしてるのに
ライティングになった気がする!...コレ、さっきの写真 もうちゃんとアゴに明るい線が入ってるよ?」
よりだいぶ影が薄いけど良いの?」「いつだって例外は 「そうだ。ライトの角度に拠っては、何もしなくても自然に
あるが、基本的に明るい背景には薄い影、暗い背景には フェイスラインの輪郭が出てくれる。①の用法は、それが
濃い目の影にする方が、背景とのフィットが良いのだ。」 出ない、出せない時にサブで補うという認識で良い。」
フェイス(バスト)ショットの際、被写体のアゴ部分のフェイスライン
をハッキリさせる事で、先ず顔の輪郭が際立ちます。実際の撮影でも、
このアゴのラインを際立たせる事でモデルを小顔に見せる効果が有ると
言われていますが、これは顔の輪郭をハッキリさせる事で、顔と首の
パーツ分けが目で見て容易になるからだと思われます。
で、この“顔”という部位の輪郭が際立つ事に拠り造形に立体感が増し、
「顔面」という複雑な造形を見た時の面白みが増しますので、写真を
見る人の眼が自然に被写体に集中します。
これは大切な事なので、皆さんも写真を撮る際には是非頭の隅に入れて
置いて頂きたい事なのですが、絵でも写真でも、人間は例えば真っ白や
真っ黒な部分、つまり色味や陰影に変化の無い部分に対して、長く深い
注目はしません。逆に、微妙な陰影の変化とか細かいディテールのある
部分は、無意識に“良く観よう”としてしまう本能があるのです。
この差を分かり易く示したのが上の2枚の写真です。
写真左手側。暫く見つめていると、皆さん無意識にモデルよりも背景の
方に眼と意識が向かってしまいませんか?
ポートレイト(人物写真)が往々にして背景は至極単純な割に、その分
人物の陰影だけは緻密・複雑に撮るのは、写真の中で人物だけに注意を
向けさせる意図・効果があるからです。
ところで、このフェイスラインの消失現象は、ライト角度の他にも
いわゆる“飛ばし”と呼ばれる、極端に被写体を明るく撮る(陰影差が
少ない)撮り方でも起こります。上の写真はIntensityが1.0を越える
高数値な為、陰影差が小さくなってしまい、結果フェイスラインの約
半分が消失しています。
こういう場合、向かって右手側の写真の様にサブライトで顎にほんの
僅かでもラインを作ってやれば、画面上の明るい雰囲気を維持しつつ、
顔の輪郭を明確に見せる事が出来ます。
因みにこのフェイスラインを出す作業は、何もライトを当てる事だけ
では無く、例えば顔は明るいままに首の部分だけに適度な影を作る事
などでも同じような効果が期待出来ます。
要するに、頬と首部分に境目や色味の変化が無い状態を回避する方法
の1つとして、この“フェイスラインを明確にする”という手法が確立
されていった訳ですね。
もちろん最終的には写真全体の雰囲気を鑑みた上で、フェイスライン
を出すか、それとも自然に任せるかを選ぶのが正解ですから、決して
“顔を撮る時は絶対に顎に光が必要”という訳では決してありません。
「次はお肌の艶出しね。これはライトを強くすれば良いだけ 「普通に光ってる様に見えるんだけど、ダメなの?」
だから簡単よね。」「あぁ待って!...これは例のヤツか。」 「ダメと言うよりも、現実空間で肌に強い光を当てても、
「えっ、何? 」「この現象は恐らく3D空間特有の物で、 この画面みたいな色の出方は普通しないと思うのだよ。」
考え方もそれぞれなんだが...一応説明した方が良いかな。」 「...どういう事、それ?」
上の写真では、悠稀ちゃんの鼻周辺等に特に顕著に見られるこの現象。
正式名称が何と言うのか、そもそも正式名称が有るのか無いのかすら、
私には分り兼ねますし、4K肌など私とは別の肌環境においても同様
に起こる事なのかも分かりません。とにかく私の肌環境では特に肌の
白いキャラに強い光を当てた時に度々起こる現象です。
現実の写真でも、肌に強い光を当て過ぎたり露出過多で撮ると、俗に
“白飛び”と呼ばれる、肌全体が真っ白になって色味が失われる現象が
起こります。
しかし、ハニセレではこの露出過多になっていると思われる部位に、
ピンク色っぽい変色が起こるのです。私のささやかな写真経験でも、
実際の写真撮影においては(普通に撮影している限り)この様な現象
は起こらないと思います。
これを「艶の一種」と見做すか、それとも「変色」と見做すかは、
もしかすると意見の分かれる部分かも知れません。
名称が無いと記述し辛い為、この現象を仮に「虹飛び」と呼称します。
私自身はこの虹飛びを、艶の一種とは考えず変色と考えています。
なので撮影時は出来るだけこの虹飛びが出ない様、また出たとしても
最低限度に抑える様に心掛けています。(..と言っても、原寸で撮った
物をブログ用のjpegに変換した時に、この虹飛びが目立つ様になる事
も多いですが)
「じゃあ、これは普通の写真の艶とはちょっと違うのね?」 「あっ、何かさっきと違う白く光ってる所が鼻先に出来たっ!」
「ライトをさっきの強さに戻して、UIのココにある“肌艶” 「良く見れば、瞼の上下や唇にも白い艶が出来ているだろう?
の値を半分位まで上げてみなさい。」「了解。」 これが一般的に“肌艶”とか“ハイライト”と呼ばれている物で、
さっきの虹飛びとは明らかに違う物だ。」
改めて両者を比較しても、私にはやはり虹飛びではない、向かって
右手側の方がより自然な艶に思えるのですが、皆さんはどうお感じに
なられるでしょうか。
この肌艶、先程の悠稀ちゃんの様に、何となくライトを強く当てれば
出る...様な印象を抱きがちですが実際は違います。
極端に肌艶を抑えたキャラと、逆にお肌テッカテカ設定にしたキャラを
並べて見え方を比較してみましたが、ご覧の様に基本的に肌に艶が出る、
出ないはキャラの肌艶設定に依存しており、ライトを弱く当てたからと
言って艶が消える訳でも無く、また強く当てたからと言って艶が出る訳
では無い様です。
「で、この“ハイライト”って奴は、どこにどの位入れたら丁度 「そうだな。先ずは入れ過ぎない事だろうな。顔の部位の
良いの?」「基本的には自然に任す。慣れない内に好き勝手 中でも自然にハイライトが入る場所は、大抵鼻筋や小鼻、
な場所にハイライトを入れると、それが違和感の原因になり 頬の上部等と決まっている。広い面積や、顔のあちこちに
兼ねない。慣れて来たら、自然に出来たハイライトにサブで ハイライトが入ると、却って見栄えが悪くなる事が多い。」
光を付け足す感じかな。」「了解。他に何か注意点ある?」 「確かにオデコやほっぺ全体がテカるのは勘弁ね。」
悠稀ちゃんの言う通り、余りにも顔のハイライト部分が大きかったり
多かったりすると、いわゆるオイリー肌(顔に皮脂が浮いた状態)に
見えてしまいますから、ハイライトの入れ過ぎは禁物です。
ところで、何故女性の顔を撮る時にはハイライトがあった方が良いと
言われているのでしょうか?
先ず、顔を立体造形としてみた場合、光が一番当たっている所が一番
明るくなるのは当然ですね。これまで主に陰影の「影」という部分に
焦点を当ててお話して来ましたが、ここでもう一度第4回の講座内で
使った円筒形の写真を見てみましょう。
ハイライトを最も簡単に説明するなら「一番光が当たって、他よりも
明るくなっている場所」という事です。今日の話題である顔(肌)で
言えば、肌色ではなく白くなっている場所がハイライトです。
今一度良く見れば、円筒形の一番光が当たっている部分や、同じく
円筒形をしたコブンちゃんの頭にも、ちゃんとハイライトと呼べる
明るい部分が出来ていますね。
しかし物体の表面の質に拠っては、このハイライトが生じない場合も
あります。表面がザラザラしているより、滑らかでツルツルしている
方が、より光を分散させず反射します。ザラザラよりツルツルの方が
ハイライトが生じやすい訳です。
これを肌質から考えてみると、ハイライトが生じやすい肌とはつまり、
ツルツルなお肌だという事です。..と、ここまで書けば分かりますね。
要するに「ハイライトが入った肌の方が、入っていない肌よりも、
より若々しく健康的に見える」から、ハイライトは無いよりあった方
がより良い、という結論になるのですね。
ただ、キャラ肌というのは必ず各個人で好みがあります。
「ウェット」つまりテカテカした肌感が好きな方も居れば、逆に
「マット」つまりツヤの少ない肌感が好みという方も当然居られます。
マットな肌設定であれば、このハイライトが肌に出来辛くなると思い
ますが、もうその辺は「ハイライト?何それ美味しいの?自分はこの
肌感が好きだから要らないの!」で通しても全然OKです。
もう1つ。これも現実を顧みれば分かる通り、若い肌ならいつ何時も
お肌にハイライトが出来ている訳ではありませんから、「何が何でも
肌にはハイライトが必要!」という考えもまたNGです。
「よっし!じゃあ最後の③ね。キャッチライトって、要するに 「ハニーセレクトのキャラクリで選べる26種類の内、26番
アレよね? 漫画で黒目の中にあるキラキラ白い所。」 以外の物は全てイミテーションの疑似的なキャッチライトが
「そうだ。瞳に輝きがあれば、活き活きした印象を与えられる。 描かれている。」「26番だけが特殊なんですね?巨匠。」
少女漫画の眼の描かれ方を見れば分かる事だな。」 「そうだ。まひるちゃんの眼も元々は9番が使われていた。」
疑似的なハイライトが多いのは、もちろんキャラ立て(個性を出す)
為の物が多い事も理由の1つでしょうが、もう1つ“実際にキャラに
キャッチライトを入れるのは結構面倒な作業である”という事もまた
理由の1つではないかと考えられます。
...ベータさんみたいに、全部が黒目なら結構楽なんですけどねw
上の写真は一番スタンダードなハイライト1番と、26番にキャッチ
ライトを入れたキャラ、双方の見え方の比較画像です。ご覧の様に、
キャラの半身が写る程度の大きさでは両者の違いは殆ど分かりません。
寧ろ26番はキャッチを入れる為に、わざわざライト位置を模索し、
調整する必要もあるのでライティングがより難しくなります。
ですがバストショット以上の寄りで撮ると、今度はどうしても疑似的
なキャッチの方は輝きが不足して、26番と比べてリアルさに欠ける
印象が出て来てしまいます。
自分のキャラ眼のハイライトを26番にするかどうかは、最終的には
どちらがより自分の撮影スタイルに合っているかで適宜選べば良いと
思います。リアル系が好きでアップも良く撮るという方ならば、全て
この26番でも構わないのではないでしょうか。
26番は最もリアルな瞳の再現が可能ですが、ライト角に拠っては
白目の方まで光ってしまったり、或いはアップで撮る時は、逆にこの
ハイライトを入れてやらないと、キャラに生気や感情に乏しいという
印象を与えたりと、却って撮影の手間になる場合もあります。
ですが、本物(?)のキャッチライトが上手く瞳に入ると、キャラが
本当に活き活き見えてくれるのも事実です。まだ試した事が無い方は、
一度この26番を試して見るのもお勧めです。
ちなみにこのキャッチライト、全体光では無理ですがポイントライト
ならば、ライトの強さで多少大きさを調整出来ます。ただ、当然他の
物もそのライト強弱の影響は受けますのでご注意を。
「良し! ハイライトは何となくこんな感じでイイや。」 「本人だから知ってると思うが、君の髪のテクスチャは特殊
「...それで良い。撮ってる間は感覚を優先して正解だ。」 なんで、ライトを当てても殆ど艶が出ないのだ、諦めろ。」
「あとちょっとね。頑張って、悠稀ちゃん!」 「えぇーっ!! 何よそれっ!? 知らないわよ、そんな事!! 」
「残りは髪の毛と唇の艶出し?」「あーそれなんだが...」 「私も3Dの裏側は分からん。残念だが髪の艶は諦めてくれ。」
「じゃあ、せめて唇の艶だけでも何とかするわっ!」
「いや、でもコレ、もう十分に唇にも艶が出てるんじゃ...」
「髪がツヤツヤに出来ないんなら、唇はグロス塗ったみたい
なピカピカにしたいのっ!! 」「...う~ん。」
先ず髪の毛の艶に関してですが、これは前回まひるちゃんをモデルに
したポートレイトでほぼ語っています。基本的に、
・背景と髪の毛とで、色味の判別が付かない場所
・髪の毛全体を見た中で、ベタッと一色だけに見える場所
こういった場所にピンポイントにライトを当て、頭の輪郭や髪の毛の
ディテールを出してやる事で、女性の魅力の一つである美しい髪の毛
を質感良く見せてやれば良い訳です。
唇の艶に関しては、ツイッター・ハニセレクラスタの中でも特に女性
を美しく撮る事で定評のある白男川さんも、以前「艶出ねぇ~!!」
的な事を仰っていたと思います。確かにバランス良くツヤツヤの唇に
するのは、なかなかに難しいです。
ただ今回の悠稀ちゃんの様に、どうしても唇に艶感が欲しい時には、
GIMPの簡単後加工という手もあります。ただGIMPの加工に関して
は、過去記事でも度々触れていますので今回は割愛します。
「...うん。これで良いかな?」 「実際には撮影前に、背景選びや小道具選び、撮影後は必要に
「少なくとも今日の様な基本を知った上で、タブーと言われる 応じ後加工などもするが、正直其処まで凝ってる余裕は無い。」
撮り方さえしなければ、後は自分が良いと思う様に撮れば良い。 「そっかぁ。ん、でも後加工って奴なら今からでも出来るのね?」
それで万事OKだ。」「そう?..これで撮影は終了?」 「いやまぁ、確かにそうなんだが...。」(...え、えぇっ!? )
「せっかくココまでやったんだし、ブログ終わってからパパッ 「ちょ、ちょっと!アンタ何やってんのよっ!? 」
と教えてよ?」「意味無いだろ、それ。...ん?そう言えば、
あれ程“枚数ガー”とか言ってた、当の筆者は一体何処へ?」
「...あ、あそこ。」「何、まひるちゃん?」「なんだぁ!! 」
「うーん、ええ眺めや。一生ここで暮らしたい。」 「い、いや...自分でも分からんのやけど、気が付いたら─ 」
「...ソコデ何ヲ シテ イラッシャル ノ カシラ?」 「あっそ。...ポチッとな。」
「なにて、そんなん決まって...あれっ!? 」 「えっ、あ、ちょ... 」
「あの..何が起こったのか、お伺いしても?」 「アタシの気分を害した。」「何だそりゃっ!? 」
「利用規約違反に拠る、強制ログアウト処置。」 「とにかくこれで一か月アカウント停止よ。」
「え、でもスカート覗いた位で猥褻行為とか─ 」 「いや、確かに最初から、特に今回は何の役にも立って
「...違う。」「じゃ何?」 無かったけど、アレ一応筆者だよ!? 」「...知らない。」
「さっ、早く仕上げの後加工のやり方教えて頂戴っ!」
「筆者来れないって、次回からどうすんのよ、コレ!? 」
「わ、私に聞かれても困ります...。」
えー、と言う訳で今回の更新は此処までとなります。
一応次回は今回たどり着けなかったメインライトの役割についての
お話になる予定ですが、皆さんご存知の通り、プレホのスタジオが
発売された為、もしかすると1~2回位講座の方はお休みを頂く事
になるかも知れません。
あ、そうだ。記事の最後に今回悠稀ちゃんが後加工も入れて仕上げた
1枚を載っけておきましょう。
どうやら最後にソフトフォーカスっぽいフィルターを掛けて仕上げた
みたいですね。フィルターに関しても、いずれ機会を見てお話したい
所ですが、いつになるかは分かりませんw
それでは皆様、良いハニセレライフを。
by moriguchi01
| 2018-01-28 23:17
| 撮影テクニック